眠れない夜にみる夢は

眠れない夜にみる夢は

1,699円 (税込)

8pt

三人は同じ日の夜に出会い、恋に落ちた。俺は彼女に。彼女はあの男に。そして、あの男が恋をした相手は俺だった。なぜ俺なのか、とあの男に訊いてみた。健やかな馬鹿がタイプなのだという。それって悪口じゃないのか? それはともかく俺たちの一方通行の三角関係は、しかしそれほど時間を置くこともなく、べつのものへと姿を変えていった(「明日世界は終わらない」)。せつなかったり、さびしかったり、困ったりしている愛すべき人たちが、右往左往しながら新しい人間関係を築いてゆく珠玉の五編を収録する。〈英国幻視の少年たち〉『この夏のこともどうせ忘れる』の俊英が贈る、軽やかで、ときにメランコリックな作品集。/【目次】なにも傷つけないように、おやすみ/明日世界は終わらない/不自由な大人たち/家族の事情/砂が落ちきる/あとがき

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眠れない夜にみる夢は のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月29日

    読書備忘録782号。
    ★★★★★。

    どうしてこの作者のこの本を読みたい本リストに入れていたのか全く思い出せない・・・。
    読み終わって大満足!、深沢仁さんって?と思ったら所謂ラノベ系列の作品が大半の作家さんだった。
    ラノベ系で大満足する私はいったい・・・。あと半年待たずに還暦に突入するのに・・・。
    ...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2024年03月18日

    短編集。それぞれ余韻があってよかった。
    どの作品も自分にちょっと自信がなく臆病なところがあるけど素直に強がって生きてるような、ややひねくれてる人たちが出てくる。どこか不器用な彼(彼女)たちにいつの間にか魅了されていていいことがあるといいなーと願っている自分に気づく。
    特に「家族の事情」が好き。駒鳥姉...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月06日

    深沢仁さんは初めて読みました。読みやすいというか、言葉が優しく感じられてどの短編もすごく好きだなぁと。あえて一つを選ぶなら「家族の事情」かな。3人がこの先どうなっていくのかが気になります。

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月25日

    短編集はさくさく読めていい。
    大きな盛り上がりがあるわけでもなく、読み手になにかを問いかけるようなテーマがあるわけでもない。
    淡々と進んでいく日常がただただエモいなと感じたストーリーだった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月07日

    最高でした。大好きな文章に出逢ってしまいました。これまでの作品は少年少女が主人公だったようで、もっと大人な作品も読みたいです!

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月04日

    どのお話も独特で濃くてでもなんだか落ち着く感じがたまらなく好きだった。個人的にどれが好きとかはあんまりなくて全部良かったんだけど強いて言うのならこの本を買うきっかけになった「何も傷つけないように、おやすみ」が好き。毎日寝る前に少しずつ読み進めて眠っていました。また、物足りない夜が続きそうです。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月08日

    「明日世界は終わらない」がしあわせでさみしくてとても良く、これがいちばん好きかなと思って読み進めると「家族の事情」の歪さを受け入れて生きていく様もとても良くて、贅沢。「砂が落ちきる」も好き。
    タイトルもどれも好きで、「なにも傷つけないように、おやすみ」とか、とてもあまい。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月02日

    短編集。読後にみなさんの感想を読んだらどのお話が好きか結構バラつきがあって、それも面白いなと思った。
    どのお話も自分には起こり得ないけど、この世のどこかで起きていそうな誰かの人生を覗き見しているような感じがした。
    個人的には『家族の事情』と『砂が落ちきる』が好き。
    『家族の事情』は登場人物みんな素敵...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月06日

    どの話も今っぽいな〜と思いながら読んだ。
    現実にありそうでギリギリなさそうに思えても、登場人物や彼らが築いていく関係は、自分も身に覚えがあるもので。
    特に「家族の事情」と「明日世界は終わらない」が好きだった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年11月26日

    【あらすじ】
    静寂のなか、ゆっくりと息をする。
    あの人はなにをしているか、と考える。

    ちょっと憂鬱で、でも甘い。
    まったくありふれてはいないけれど、
    わたしたちの近くで起きていそうな
    煌めく五つの人間関係。

    『この夏のこともどうせ忘れる』の作者が贈る、夜の作品集。

    三人は同じ日の夜に出会い、恋...続きを読む

    0

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