ペットロス いつか来る「その日」のために

ペットロス いつか来る「その日」のために

ビジネス・実用
950円 (税込)

4pt

4.7

年間約三十万人いる予備軍
(プロローグより)
ペットを飼っている人で、いつか来る「その日」のことを考えない人はいないだろう。自分もそうだった。だが、いざ「その日」を迎えてみると、予想していたはずの衝撃に、ほとんど何の備えもできていなかったことを思い知らされた。
ミントが亡くなって2日後のことだ。冷蔵庫を整理していた妻が「こんなの買ったっけ?」と手にした「カブ」を見て、反射的に涙が出た。それはあの日、スーパーで買ったカブだった。 (略)精肉売り場で「大好きな鶏ナンコツなら食べられるかな。それとも目先をかえてラム肉にするか」などと考えていたときに、ミントは旅立ったのだ。この10分のロスのせいで、最期の瞬間に立ち会えなかった──。
カブを見て泣きながら、そんなことを一気に思い出した。思い出したから泣いたのではなく、身体が勝手に反応して涙が出た、という経験は初めてだった。(略)号泣する準備はできていなかったのだ。
これが「ペットロス」というものなのだとすれば、事前に思い描いていたものとは全く違う。何となく日常生活でミントの不在を感じるたびに寂しくなるのだろうと想像していたが、実際に我が身に起きた心と身体の反応は、自分で制御することが不可能なほど激烈で、空恐ろしい気すらした。
(略)
「ペットロス」とはいったい何なのだろうか。その衝撃を和らげる方法はあるのだろうか。そもそも「ペットロス」を乗り越えることは可能なのだろうか。
疑問は次々と湧いてくるが、インターネットで調べてみても、なかなか自分が必要としている情報には辿り着けなかった。この経験が本書の出発点である。

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ペットロス いつか来る「その日」のために のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    後悔が無いとは言えない。あの子に申し訳ない気持ちが無いとも言い切れない。でもそれ以上にあの子を家族に迎え入れられて本当に良かったと思っているし、出会うべくして出会えた運命だとも思っている。心にぽっかり空いた穴は永遠に風がスースーと吹き抜けるけど、愛おしい思い出もたくさん思い出される。たくさんのことを学ばせてもらったし、これから何があっても私にはあの子がついてると思えるようになった。あの子がいない悲しみも大切に抱えながら、愛おしい気持ちがまだ育っていくような感覚がする。
    私もあの子と自分のためにお花を飾っている。この習慣はずっと続けていきたい。

    0
    2026年08月03日

    Posted by ブクログ

    ■グリーフワークはどのように進んでいくのか
     「グリーフワーク」といえばアメリカの精神科医、エリザベス・キューブラー・ロスが著書「死ぬ瞬間」に置いて提唱した「死の受容過程(死にゆく過程の心理学的段階)」がよく知られている。これはガンなどで死期を目前にした患者が自らの死を受け入れる過程を5段階で示したもの。
    ①否認─「自分が死ぬなんて嘘だ」と事実を否認し、周囲から孤立する段階
    ②怒り─「どうして自分が死ななければならないのか」と怒りに囚われる段階
    ③取引─何とか死から逃れようと神仏への祈りなどを通じて取引を試みる段階
    ④抑うつ─死から逃れられないことを悟り、絶望や諦めで気分が落ち込む段階
    ⑤受容─死を「誰にでも訪れる自然な現象」として納得し、受け入れた段階
    この「死の受容過程」モデルは、しばしばペットを亡くした飼い主の心理的段階を説明するのに用いられる。
    ■ペットロスは、飼い主に人間的成長をもたらす。
     グリーフワークの過程でそのペットが与えてくれたものや、命の大切さを実感し他者の悲しみへの共感性が増す。そうした経験はその後の人生の貴重な糧となる。
     これを心理学用語では「ポスト・トラウマティック・グロース」(心的外傷後成長)という。

    0
    2023年10月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ありがたいことに猫のほうがまず先に逝ってくれる。でもそれなりに堪えるのだろうなあ。犬の話が多いのは著者が犬を飼っていたからか。それなりに家族なんだなあ。ちゃんと嘆いてゆっくり送る方がいいということのようだ。

    0
    2023年07月07日

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