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Posted by ブクログ
見た目はおっさん、頭脳はイケメン。
警視庁特殊犯罪捜査課、海亀の亀さんこと海方惣稔(うみかたふさなり)と、新米刑事の小湊くんが奇妙な殺人事件を追う。
こういうバディもの、好きですよ。
なにより、主人公の亀さんのキャラクターがいい。
酒浸りでニラ臭い、ずんぐりむっくりのやる気のないおっさん。しかし、訊かれればいつも事件の核心を突き、じつは博識でグルメで芸術やファッションにも造詣が深く、女性のあしらいもうまい。
この小汚いおっさんのレクチャー通りに、小湊くんが見事に女性を口説き落とすシーンは最高に可笑しい。
でも、ユーモアミステリの様でいて中身は本格。さすが泡坂妻夫。
大きな仕掛けに小さな企みが沢山ちりばめられています。特にTVから聴こえてくる落語家の声で、犯行時刻を特定しようとするくだりはゾクッとしました。後半の伏線の回収も楽しいし、オチの付け方もうまい。
文庫本の表紙はバブル時代の官能小説みたいで、タイトルは『死者の輪舞』。これが泡坂妻夫じゃなかったら手にも取ってなかったかも。オススメしてくれた方、ありがとうございます。
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