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人気アナウンサーが生中継でビルから転落。瞬間をテレビが捉えていたために事故はメディアの好奇心をも巻き込んで大騒動となった。渦中の本人は大怪我で身動きができず、トイレの始末を他人に頼る入院生活を余儀なくされていた。からだが真っ二つに割れるような苦痛のギプス治療、代理をつとめるアナウンサーを見つめる複雑な思い──ひとりの若い女性が家族や友人の愛情を繊細に受け止めながら、奇跡的な回復からテレビに復帰するまでを、克明につづる。
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Posted by ブクログ
フジテレビアナウンサーの菊間さんの手記。いつの頃からか、菊間さんの弾ける笑顔が気になっていた。アナウンサーの人が気になるってあまり、経験が無かったけれど・・・菊間さんは、なぜか、好きで、興味もないのに菊間さんが出てるから何となくチャンネル変えずにいたりもした。ふと発見した手記。こんな壮絶な体験をして...続きを読むいたのか?と固まってしまった・・・・朝の弱い私は、全く、知らなかった・・・ でも、この本に出会えて、すごく、良かった。私にはない、前向きさとパワーに元気が出た。益々、菊間さんの笑顔が眩しくなった♪ 素敵な人だなぁ〜。。。。
ビルの5階から転落し腰椎骨折の怪我を負った菊間さん。 命は助かったものの、 回復するまでギブスをつけて過ごす事になった。 事故から症状が安定してギブスをするまでの間は 菊間さんが負った痛みがダイレクトに伝わってくる感じがして、 何度も本を置いて読むのを中断してしまった。 怖くて手が震えてページがめ...続きを読むくれなかったのだ。 ドラマの手術シーンを見る事ができない人は 覚悟して読んだ方がいいかもしれない。 (情けない事に私は見れない派だ) ギブスをつけての寝たきりになると痛みに対する記述は少なくなり、 心の葛藤が主になる。 報道する側からされる側になり好奇の目に晒される辛さを味わったり、 自分がアナウンサーになろうとした理由を思い出したりする訳だが、 私が共感したのは 治療のメドがたったのに寝たきりで行動できなくてイライラしたり、 ギブスをして動けるようになっても上手くいかない日々に イライラする様子だった。 文章の端々に見え隠れする焦りが、 私も1年前入院した時そのものだと思った。 菊間さんは事故から2年経ってからこの本を書いた。 本を書くにあたって、事故当時の映像や救急車の記録、 看護記録などを目にして客観的に事故を把握したという。 私も、事故から2年が経ったら 当時つけていた日記を読み返せるくらい 心が強くなっていればいいと思う。 1年経った今は、似たような (といっても私の負った怪我より遥かに重い) 経験をした人の文章を読むのが精いっぱいだ。
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