東大よりも世界に近い学校

東大よりも世界に近い学校

1,584円 (税込)

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「はっきり言って、いまの学校はオワコンです」
年間1万人が学校説明会に来る校長先生が教えるミライの授業

「日本で一番学校説明会に人が集まる」とも言われる千代田国際中学校校長・日野田直彦。
定員割れで予備校が出す偏差値が「判定不能」、9年で5人も校長が交代する倒産寸前の状態からV字回復し、学校説明会には毎年のべ1万人以上もの親子が参加している。
「塾なし、海外経験なし、経済力なし」の生徒を海外大学に多数進学させ、海外の有名大学が「日野田の教え子が欲しい」とわざわざ駆けつけるほど。
そんな学校の生徒は「言わなくても勝手に勉強する」「授業にダメ出しする」さらには「学校説明会をジャック」……!?
偏差値50のごく普通の学校から、そして偏差値「判定不能」にまで陥った経営不振の高校から多くの海外進学者を出した、年間1万人が学校説明会に来る、いま注目すべき校長先生が日々子どもたちに伝えている、そして「2050年」を生き抜くためのミライの授業。

【本文より(抜粋)】
いまの学校は限界にきているということです。はっきりいって「オワコン」です。
それは、日本一の難関大学である東京大学や、その東大に多くの生徒が進学する御三家とよばれる中高一貫の名門校、さらには受験戦争を乗り越えるために日々奮闘している予備校や進学塾も例外ではありません。(中略)

ぼくが教育に携わっているのは、日本を変えるためには一番効果的だからです。(中略)

成績が上がらない、あまり学校や先生が好きじゃない、どうしてこんな勉強しなきゃいけないんだろう、なぜ、大学に行かなきゃいけないんだろう、どうせ自分なんて……と思い悩んでいる人にこそ、この本を読んでほしいと思います。
その悩みや違和感はまちがいではありません。ぼくもタイから帰ってきてそう思いました。
でも、少しだけ視点を変えてみてください。すると、世界はちがって見えてきます。(中略)

中学生や高校生のお子さんをもつお父さんやお母さんがたにも読んでほしいと思います。(中略)

ぼくは教育で社会を変えたいと思っています。そのためには仲間が必要です。一緒にワクワクする社会をつくりましょう。

【目次(抜粋)】
第1章 学校はオワコンだ
世界はものすごいスピードで変化している/学校はなんのためにあるのか/「いえない」「いわない」「いわせない」/高度成長を支えた学校/日本は課題先進国/日本よりバンコクの方がイケてる!?/犯人探しはもうやめよう/日本と世界のいいとこ取りが最適解

第2章 ぼくがつくっている「ミライの学校」
足りないのは英会話力じゃなくて思考力/世界のクレイジーに会いにボストンへ/たった2万9800円でハーバード短期留学?/校則を変えたかったら企画書を持ってきなさい/学校説明会を生徒がジャック/コロナ禍で企画書が飛び交う学校

第3章 帰国生、校長になる
関西人、タイで暮らす/監督の話で気づかされたオーナーシップの意味/恩師に「苦手なことや嫌いなことを選べば幅が広がる」といわれ教育の道に/進学塾で気づいた日本の教育の本質

第4章 ミライの勇者へ
コロンブスは夢見るプータロー/英検2級に落ちるほど英語が苦手でも海外へ/大切なのはオーナーシップ/失敗できるヤツが一番偉い/「あんただれやねん?」に答えられるか?/「振り返りは「反省」ではない/留年寸前から世界150位の大学へ/教養とは自由になるための技術/アウェー体験があれば強くなれる/日本の強さは「まあまあ力」/人生は逆張り

第5章 Go Abroad ! ―海外進学の道
海外進学のポイント/さまざまな英語試験/アメリカの大学は3種類/インターナショナルスクール生が使う裏技/いまがチャンス
……ほか

【電子書籍版ご購入に際しての注意事項】
●本書は、同名の紙媒体の出版物(紙書籍版)を底本として作成しているため、内容は、原則、紙書籍版印刷当時のものとなります。
●紙書籍版とは色見が異なる可能性があります。ご購入前に、必ず、電子書籍版のサンプルにて表示状態をご確認ください。

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東大よりも世界に近い学校 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月20日

    子供を持つ親として、知っておきたい内容が書かれていた。日本国内だけを選択肢にせず、世界中の人と働ける力をつけられるような選択肢を与えたい。今の教育現場や今後についてもっと知りたい。

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    Posted by ブクログ 2023年11月09日

    「いまの学校はオワコンです」そんなフレーズから始まる「東大よりも世界に近い学校」の作り方。教育関係者は必読です。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月02日

    親になり、過熱化しているらしい中学受験が世界の劇的な変化にマッチしているのかがすごく気になっていた。
    日本の国力や日本を取り巻く環境からすれば、親と同じように有名中学、有名大学、国家資格というような道を進んでも生き残れない。
    世界で通用する力をつけるための教育を真剣に考えさせられた。

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    Posted by ブクログ 2023年09月16日

    日野田さんのような考えの先生はたくさんおられるのかもしれないけど、今の教育制度がそれをするのが難しいのだろうな。と思った。
    本文中にでてきた、日本の教育と世界の教育のいいとこどりをしたらいい。という言葉に深く共感した。いつまでも昭和生まれが経験したような学習をしていてはいけないと思う。
    新しい考え方...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月09日

    子をもつ親
    よく言われてもいる近い未来の予想される問題を知ることになり 強さや不安さえ感じる。
    2050年問題を 幸せに生きられるか?
    これからを生きていく子供たちに必要な心構えと行動が具体的に書かれている。
    今の当たり前に流れて生きていて大丈夫だろうか。

    自分とは何者かに答えられるようになること...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月06日

    なおさんの考え方、日本中にもっと広まってほしい!

    オーナーシップとパーパスの欠如。
    オーナーシップとは、責任を自覚し、果たすこと


    学校で身につけるべき3つ
    知識
    スキル
    マインドセット、こうだからこうと考えること

    スピーキングが苦手なのは、思考力、社会力、即興力。自分で考える力、それを論理的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月06日

    ものすごく真っ当に、誠実に、日本と世界の教育について記載されている、2023年ナンバーワンの本でした。

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    Posted by ブクログ 2023年03月16日

    帯の「いまの学校はオワコンです」に惹かれて手に取りました。小学生の頃から漠然と学校が嫌いだったこともあり、そのもやもやの答えを見つけられるのではという思いもありました。内容はいまの学校に対する批判的なものではなく、教育のあり方、学校の役割、大学の考え方など読み手へ疑問を投げかける、考えさせられる内容...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月23日

    世の中の移り変わりを敏感に感じ取り、いち早く仕事に落とし込むのも教育現場の役割だと思います。これから社会を担っていく生徒に、再現性のあるスキルを教えていくのも教員の仕事です。著者は、勉強はコストパフォーマンスに優れていると述べています。私もそう思います。また、教科を学ぶことはもちろんのこと、学校とは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月15日

    現場の教員だが、「まさにそう!」と膝を打つ場面が多かった。変わらない、変わる気のない業界を、そろそろ変えて行かなければならない。そういう気持ちのある教員たちが少しずつ増えたら、子どもたちも教員も、もっと生きやすくなるのにな。自分にできることをコツコツ頑張ろうと思えた。

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