仰せのままに アブノーマル・スイッチ

かのこ / 七嶋いよ

「いじめてもいい？」。OLの芽衣は、同僚の藤澤の淫らな調教を受けるうちに、いつの間にか“彼にしか反応しないスイッチ”ができたことを自覚する。付き合い出したにもかかわらず、仕事で多忙な藤澤とはスレ違いが続き、自分の欲望を持て余す芽衣。そんなある日、ふたりが付き合っていることを知らない友人の誘いで、職場の先輩男性社員と食事を共にした芽衣は、その現場を藤澤に目撃されてしまう。多くの女子の心を鷲づかみにしたロングセラー『アブノーマル・スイッチ―誘惑の誤算』待望の続編。不穏な雰囲気が漂い始めた藤澤と芽衣の関係はこれから…。

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: パブリッシングリンク
• 掲載誌・レーベル: らぶドロップス
• シリーズ: アブノーマル・スイッチシリーズ
• 電子版発売日: 2017年11月02日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[hanako · ★★★★★]

お互いがいいならSMもあり。

これは、「アブノーマルスイッチ」という本編の続編です。SMが好きな男の子と、同期のその彼と付き合うことになった女の子の話。アブノーマルスイッチの方で、付き合うまでの経過があり、この本は、付き合い始めた後の二人の話になります。私はアブノーマルスイッチはコミックで読みましたが、こちらが楽しかったので、続巻は本を購入。SMの話は初めてでしたが、二人の性癖というのかな、そんなのは、二人が良ければいいんじゃないと思わせてくれた（笑）。それに、この小説はSMと言うほどSM感がない。それよりも、藤澤君が芽衣にハマっていく、嫉妬深くなっていく、独占欲が強くなっていきつつも、彼女への思いやり、彼女を理解しようとする態度、自分の行動を冷静に見つめ反省する態度を持っているので、SM癖だろうか、すごくいい人間だし彼氏だと思った。そして、芽衣ちゃんも、彼の不安を的確に感じ取り、それを払しょくしようと努力しているところがけなげでとても可愛い。さらに二人の関係の続き読めたらいいなと思った作品です。

[amber · ★★★★★]

短めだけど良作

アブノーマルスイッチの続編だったので読みました。こちらも二人のやり取りが面白くこの世界の話に興味なくてもさらりと読めるのがいいです。まあ、好きな人には何されても良いのでしょうけど、話の先、今後二人がどうなるのかも知りたくなりますね。もう少し踏み込んでボリュームが欲しかったです。

[koa · ★★★★☆]

前作に負けず劣らず

前作を読んだのはかなり前になりますが、結構はまった記憶があります。

本格的なSMには興味がないのですが、この作品はずいぶんソフトに描かれているので嫌悪感を抱く人は少ないかも。構えずに読むことができると思います。

作品紹介で興味を持たれた方や前作が好きな方にはオススメです。

[匿名 · ★★★★☆]

心情の描写が光る

こちらは続編ですね。作者さんの
「嘘つき達の〜」ほどハードなSM作品ではありませんが、ヒーロー、ヒロイン共に悩みつつお話が進むという感じです。