「 森は、一八七一年には、『アメリカにおける生活と資源』( Life and Resources in America)という、日本におけるアメリカ研究の端緒とも言える書籍を監修し出版しています。森は、日本におけるアメリカに対する偏見を取り除き相互の理解を促進させ、日本社会の近代化を推進することを考えていました。この本の編集を助けたチャールズ・ランマンが、後に梅子のホストファーザーになる人物です。 チャールズ・ランマンは、一八一九年ミシガンで生まれました。チャールズの祖父と父はイェール大学で法律を学んでいます。祖父のジェームズは連邦上院議員も務めたことがあり、第二代大統領のジョン・アダムズのまたいとこにあたります。」