いとをかしき20世紀美術

いとをかしき20世紀美術

ビジネス・実用
1,760円 (税込)

8pt

4.1

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《どうしてこれがアートなの?!》

マンガとイラストでむずかしそうな作品の本当の魅力が次々と明らかに!
和の文様と現代美術史の研究者が贈る、知れば知るほどおもしろい!ポップでディープな入門書、登場。

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□マルセル・デュシャン……………芸術家の価値は思考にある
□ワシリー・カンディンスキー……色彩の響きは音楽の音色だ
□アンドレ・ブルトン………………不可思議はつねに美しい
□ジャクソン・ポロック……………絵は生命を持っている
□アンディ・ウォーホル……………作品に隠された意味はない
□ソル・ルウィット…………………アイデアは芸術を作る機械となる
□ロバート・スミッソン……………アートが環境と産業を仲立ちする(etc.)

──天才は、何を考え、何を作るのか。
主要作品と鑑賞法、芸術家たちの生涯と時代背景、流れが一冊でわかる本

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【目次】
1.マルセル・デュシャン…………アートの定義をひっくり返せ
2.抽象絵画Ⅰ ワシリー・カンディンスキー…………色と形が音楽を奏でる
3.シュルレアリスム…………見慣れた現実を一皮むけば
4.抽象絵画Ⅱ ジャクソン・ポロック…………アメリカン・アートの荒野を切りひらく
5.ポップ・アート アンディ・ウォーホル…………華やかで、軽くて、シリアスな
6.コンセプチュアル・アート ヨーゼフ・ボイス…………アイデアはアートを超越する
7.ランド・アート/環境アート…………広大な自然・環境をキャンバスに

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いとをかしき20世紀美術 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読みやすく、わかりやすい。
    美術に縁遠いが、興味があるという人におすすめ。
    特に、美術に対して歴史やロジックによる裏付けが欲しい、という人にいいと思う。
    ぼんやりと絵を眺めるのも悪くないが、こういった本を読んでからだとより楽しめるかもしれない。

    0
    2024年02月03日

    Posted by ブクログ

    苦手だった現代美術。伝統的な絵画や彫刻と比べるものではないということ。美術もテクノロジーの変化と社会経済の変化と無縁ではなく、それに沿ったもの。これまでの伝統美術だってそうだった、と再認識させてくれる。現代美術はこれまでの美術とは違うもの、として見なきゃ。表現方法、そして扱うテーマも拡がっているし、何を美術とみなすかという、根本が拡がっている。ただ感じる、与えられる、ではなく、思考を促す、考えさせる。こちら側から向かっていかないと味わえない、エネルギーを求められるものに変わってきた気がします。

    0
    2025年12月27日

    Posted by ブクログ

    最近、息子が現代美術に興味を持ち始めたので、勉強も兼ねて読んでみました。

    非常にわかりやすい一冊です。
    有名なアーティストをジャンルごとに取り上げ、その周辺のアーティストも合わせて紹介する流れで解説が進んでいきます。マンガで描かれているので、解説がスッと頭に入ってくるのはもちろん、作品もイラストで紹介されているため、実物が見たくなります。私はデュシャンの《大ガラス》を実際に見てみたくなりました。

    また、ビジネスにも応用できそうな内容が盛り込まれているのも魅力です。
    たとえば「色が人間に与える心理的影響」や「点・線が持つ意味」など、資料作りやプレゼンにも役立ちそうな解説がありました。

    中でも全く視野に入れていなかったのが、第7章の「ランドアート/環境アート」。
    かなり壮大な作品が多く、実物を目にするのは至難の業ですが、せめて写真でも見てみたいと思わせられました。アートというと作家一人がコツコツ作るものだと思っていましたが、この分野はその概念を覆します。巨大な作品を制作するため、許可を取る苦労や、チームで一つのプロジェクトを成し遂げる必要があるのです。

    特に興味を引かれたのは、夫婦アーティストのクリスト&ジャンヌ=クロード。
    自然や公共物を布でくるむという特徴的な作風で、《ヴァレー・カーテン》をはじめ、海岸線やパリ最古の橋・ポン・ヌフなど、発想に驚かされる作品を数多く生み出しています。

    もちろん、こうした作品は勝手に作れるものではありません。
    クリスト&ジャンヌ=クロードはこう語っています。

    「一番難しいのは許可を得るとうことです。世界中のすべてのもの、すべての場所は誰かに属しています。」

    「やりたい」を形にするためには、数々の試練を乗り越えなければならない。
    芸術作品を前に立ったとき、その造形や色彩だけでなく、作品が生まれるまでの背景や作者の思いを知ることで、受け取る感情はきっとより深くなる――そんなことを感じさせてくれる本でした。

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    マンガで読みやすかった!
    「こういう風にも考えられる」ということを示してくれてて、興味を持って読めた。
    ブックガイドも参考になったので、読んでみたい。

    0
    2024年12月30日

    Posted by ブクログ

    無難にまとまっている。手書きのイラストがかわいい。
    ヨーゼフ・ボイスとクリストとジャンヌ=クロードを再評価できた。

    0
    2024年08月16日

    Posted by ブクログ

    現代アートの種別と代表的な作品について楽しく学べる。一見誰にでもできそうな理解し難い作品に潜む哲学的側面を垣間見れる。本書の紙の質感が章によって異なるのもこだわりを感じた。

    0
    2023年01月12日

    Posted by ブクログ

    現代美術を知りたくて…ただの丸とか線なのに、そんな深い意味を持たせてることにビックリ。漫画で書かれてるのでサクサク読めます!

    0
    2026年08月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。
    美術館で見てもシュルレアリスムとかレディ・メイドの魅力がちっとも分からなかったのだけど、それらが生まれてきた過程や芸術家達の思想や理論を知ると「なるほどなぁ…」となるところもある。
    でもそれを知ってなお、芸術としてどうかと見ると、やはり好みではなかったりする。
    元々万人に受け入れられるものが良いわけでもないし、そこを目指してるわけでもないだろうから、それはそれでいいのだと思う。

    デュシャンの便器はやっぱり全然分からないけど、ローズ・セラヴィ関連の作品は面白い試みだし好きだな。

    抽象絵画の魅力あまり分からなかったけど、カンディンスキーの理論を知ると少し納得や安心するあたり、自分の理屈っぽい一面だなと感じる。
    音楽用語がタイトルに使われてるのも納得感がある。
    自動筆記は絵描いてたら誰でも覚えがあると思うけど、それを作品にしようとまでは思わないかなぁ。

    シュルレアリスムは、ダリは好きなんだけど、映像作品は病みそうな世界観で苦手。

    これらの創作意欲が「思考や感覚に一石を投じる」というような感覚であるとするならば、謙虚にも感じる。もちろん人によるだろうし、それを好ましく感じるのは私の感覚に過ぎないが。

    ただ写真や機械が出てきたから「芸術とは何か」を考えるという流れは、もちろん必然ではあったと思うし悪いことではないけど、「何かありきで別の何かを考える」というのは本筋がズレる可能性を含みやすいと私は思う。
    写真や機械やAIの存在がなくても「絵を描く」「何かを作る」というのは歌や踊りと同じくらい本能的なものだと思うのだけどな。「何が芸術か」と定義する必要もなく、その人にとって心が動くかどうかだけが大事なのではないかな。
    まぁその上でそれを表現する方法を色々試行錯誤してるって話なのかもだけど…。

    ポップアート・コンセプチュアルアート・ランドアートの紹介で感じたのは、平等性や「誰でも同じ絵を描ける」ことや「コンセプトがあれば誰が作ってもいい」や「たくさんの人の共同作業で作る」など、他人を巻き込んだり、「人は誰でも芸術家になりうる」「どうすればそうなるか」といった考え方。
    芸術を特定の高尚な人達だけのものとせず裾野を広げる寛大な思想に感じるが、同時に他人の思考に踏み込んだりラインを引くような傲慢な行為とも感じた。

    ランドアートに関しては、発想が自分の中になさすぎて、一体どういうきっかけや思想で自然に布をかけたいと思いつくのだろう?ととても不思議。
    制作過程で一番大変なのが許可を取ることというのも、世界が違いすぎて面白い。
    美術というものが自分の中では基本的に一人で籠ってできるものというオタク的な感覚があり、そこが好きなので、こういうたくさんの人との共同作業で作る芸術に挑む人達の発想や実行力に慄いてしまう。
    大きいものは展示期間も刹那的なことが多いし…。
    どちらが良い悪いということではなくて、芸術って幅広いのだなぁと改めて思う。

    現代アートに関して思うのは、後々になって流派として纏められることによってある程度まっとうに見える部分もあると思うが、同じ時代に生きていたら「ただの奇抜ぶる浅ましい人」と自分からは見えたかもなぁと感じる芸術家もいそう。
    実際いくつかの作品は本当に全く魅力や価値を感じない。
    でもそれももしかしたら自分の中で変わる時も来るのかもしれない。
    「アートとはそういうもの」「芸術は文化だから」「生きてるうちに認められたらラッキー」という説もあるが、そういう時間という縦の流れでも見えてくるものが違うのかなぁ。

    時代や世界情勢によって芸術が変容していくのは当然のことではあるが、こうして見ていくとやはり感慨深い。どの時代にどの場所に生まれどのようなものや人と出会うか、といったコントロールできないことに思いを馳せてしまうな。

    著者が一人で描き上げているのも興味深い(こういうのは専門家と漫画を描く人が別々のことが多いから)
    とても読みやすくて良かった。

    0
    2026年06月29日

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