ダンゴムシに心はあるのか 新しい心の科学

ダンゴムシに心はあるのか 新しい心の科学

880円 (税込)

4pt

「ファーブル昆虫記」にも出てくる、庭先によくいる小さくて、触ると丸くなるダンゴムシ。このダンゴムシにも「心」があると考え、行動実験を試みた若い研究者がいた!迷路実験、行き止まり実験、水包囲実験など、未知の状況と課題を与え、ついにダンゴムシから「常識」では考えられない突飛な行動を引き出すことに成功した。ダンゴムシに「まじめタイプ」と「変わり者タイプ」がいることがわかった。水が苦手なはずのダンゴムシに、自発的に水へ入っていく個体が現れた。壁登り行動の発現、障害物を「伝い歩き」するダンゴムシ……大脳がないダンゴムシにも心があり、道具を使う知能もあることを示唆するユニークな実験を紹介し、「心-脳」問題に一石を投ずる。終章では、タコやコメツキガニを使った行動実験も紹介し、「心の科学」の新しい展開と可能性を示す提案がいっぱい。

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ダンゴムシに心はあるのか 新しい心の科学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    心の定義の提案から始まる本書。
    「心という言葉」は抽象的だからこそ、捉えどころがない。

    非日常の代表である科学の現場では、心という言葉によって把握されるのは、「脳の一機能」あるいは「脳の一部分」という概念。

    一方で、心が「脳の特定部位」ならば、その機能を失った同僚に対して、科学者は、心を失った人

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    ダンゴムシに心があるかの研究。「石に心があるか」などの議論から敷衍的にダンゴムシの心を導くが、綱引きしたダンゴムシの馬乗り行動が見られるなど、興味深い論点もある。

    読んで思ったのが、石にも心があるという議論をするならば、逆に「心のなさ」を導く議論をするのは難しいよね。ダンゴムシにもきっと心はあると

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    PHPのサイエンスワールドというシリーズがあることを知らなかった。そしてダンゴムシに心があることも知らなかった。そんな知らないことだらけのダンゴムシの心を知ることができてほんとうに幸せだ。

    そして日本語が美しい。うつろい、という言葉を使って心の動きを表現されるとはかなりセンスの良さを感じる。

    0
    2019年05月04日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    ダンゴムシが泳いだ所で最高のカタルシスを得られた。
    こういう本もっと読んでいこう。

    0
    2013年07月14日

    Posted by ブクログ

    ダンゴムシかわいい。作者は真摯にダンゴムシと向き合う変態(良い意味の)。ひたすら1時間T字の装置を回し続ける…。心と、学習の違いがうまく理解できなかったが、人は対象物に知能があると思うとすぐに擬人化したくなる、という一文で、道と遭遇した時のダンゴムシの迷いと行動が心で、その先気づきと経験による行動が

    0
    2023年05月21日

    Posted by ブクログ

    生物は自然界から受ける多くの刺激に対して、様々な行動の選択肢がある中で適切な一つの行動を選んでいる。それ以外の行動は「隠れた活動部位」が抑制しており、これが「心の実体」であるという。誰もが一度は庭先などで見かけたことがあるダンゴムシ。ダンゴムシには大脳がないので「心」を持たないと長く考えられてきた。

    0
    2022年10月10日

    Posted by ブクログ

    結論から言うと、ダンゴムシに心はあるし知能もある。
    前提として「心とは何か」の定義をしているのだが、そこがある意味では本書の白眉。その前提を踏まえてダンゴムシを使った実験を紹介していく。
    そもそも、ダンゴムシの生態とか、知っているようで知らないので、そこから面白い。

    0
    2018年12月30日

    Posted by ブクログ

     震災の年に出版され、新聞でも紹介されていたので気になっていたが、そのままにしてしまっていた本である。科学にとって最も扱いにくい「心」を正面から扱った斬新な研究である。しかし、その実験は至って平凡なものであり、地道な観察を積み重ねたものである。
     筆者のいう「心」とは、自分の中にある内なる自分であり

    0
    2015年03月03日

    Posted by ブクログ

    我が家でもダンゴムシはたくさん生息しており、過去どれぐらいのダンゴムシを殺してきたか判らない。
    微々たるモノではあるやはり食害はあるので一応害虫の扱いを受ける虫なのである。青虫などに比べると可愛いモノであるがなんといっても徒党を組んで生息しているのがいけない。

    本書はそのダンゴムシに心があるかどう

    0
    2014年03月09日

    Posted by ブクログ

     軽い科学読み物と思い手に取ったが、数ページ読んでは立ち止まり考えさせられることの繰り返しで、中々の読み応え。
     一般に能動的だと考えられている「心」の働きを、いったん消極面に着目して抑制力とし、それをさらにひっくり返してまた能動的に捉える、と二重に反転させて記述しているために少々取っ掛かりのところ

    0
    2014年03月10日

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