崩れる日 なにおもう(下) 病葉流れて III
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崩れる日 なにおもう(下) 病葉流れて III

小説・文芸
605円 (税込)

3pt

4.5

会社組織に身を置いて社会の枠を知ったのも束の間、放蕩生活に拍車をかけた梨田雅之は遂に大手企業を退職。ひたすら生きる実感を欲して、新たなる大博打・先物取引の世界に飛び込む――。痺れるような感覚だけを求め自ら毀れゆき朽ち果てようとした男が、必死のあげく漂着した世界とは? 自伝的青春賭博小説の傑作『病葉流れて』感動の完結編!

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病葉流れて の一覧

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 病葉流れて
    660円 (税込)
    十八の春、大学に入った梨田雅之にとってすべてのものが未知だった。酒場も、そして女も。だが、運命的に出逢った麻雀に、梨田はその若さを激しくぶつける。次第に彼は博打こそ自分の天運と対峙するものと考え、この道で生きていくことを決意する。そして果てしなき放蕩の日々が始まった――。無頼派作家が描く自叙伝的ギャンブル小説の傑作!
  • 朽ちた花びら 病葉流れて II
    715円 (税込)
    大学入学を契機に放蕩の限りを尽くすようになった梨田雅之は、裏社会の本流に漂着した。博打以外に生き甲斐を求められない彼は、借財の果ての破滅的な賭博にのみ身を焦がし、次第に朽ちていこうとしていた――。前途に光明を見出せず死に急ぐ梨田が辿り着く場所は? 鉄火場で生まれた類例なき青春小説の傑作『病葉流れて』続編!
  • 崩れる日 なにおもう(上) 病葉流れて III
    605円 (税込)
    遊蕩無頼の大学生活を終えた梨田雅之は、就職を機に大阪で新生活を始める。だが社会の枠に鬱積するばかりの日々の中、彼の胸中にあった真っ当に暮らす決意は崩壊し、再び巨額を賭けた博打に溺れて精神の均衡を保つしか生きる術がなかった……。更なる自滅への道程で彼が開いた活路とは? 自伝的賭博小説の傑作『病葉流れて』激動の第三部!
  • 崩れる日 なにおもう(下) 病葉流れて III
    605円 (税込)
    会社組織に身を置いて社会の枠を知ったのも束の間、放蕩生活に拍車をかけた梨田雅之は遂に大手企業を退職。ひたすら生きる実感を欲して、新たなる大博打・先物取引の世界に飛び込む――。痺れるような感覚だけを求め自ら毀れゆき朽ち果てようとした男が、必死のあげく漂着した世界とは? 自伝的青春賭博小説の傑作『病葉流れて』感動の完結編!

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崩れる日 なにおもう(下) 病葉流れて III のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『毀れゆく者、なにを祈る―』ギャンブル小説であり、筆者の自伝的小説でもある本作の一応の完結編でございます。身を焦がすようなギャンブルと相場の果てに彼が見たものは一体なんだったのか?強烈な物語です。

    ずっと書こう書こうと思って、ついつい延び延びになってしまいました。本書は無頼派作家で知られる白川道先生の自伝的小説の一応の完結編となります。ここの箇所は他と違い、今までのギャンブル小説だけではなく、天文学的な金が瞬時に増えたりなくなったりする相場小説。それももっとも過酷な先物相場の世界の話になってくるのです。

    主人公の梨田は大手企業を辞め、麻雀で知り合った辻野の経営する先物会社に入社することになったのですが。ここで繰り広げられているのがなんともはや…。詳しいことは書くことは出来ませんけれど、本当に真に迫っていて。業界が現在も縮小傾向にあるのはここに書かれた当時とほぼなんら変わらない営業スタイルや、俗に『商い』といわれる客の金をそれこそ「ケツの毛まで」むしりとるテクニックの数々が開陳されていることでした。もう一度繰り返します。先物会社の実態というのはここに書かれていることと、現在でも少しの差異はあれど、大筋では変わっておりません。ですので先物相場を始めようとする人には何も言わずにこの本を一読させ、それでもやるかどうかは自分で決めろというでしょう。

    それはさておき、営業で大きな客をつかんだ梨田は大学時代の麻雀の師匠である永田らと組んで、自分の席を置いている会社相手に相場でひと勝負するということを思いつきます。正直言うと相場の流れとカネとギャンブルと男と女…。これらが密接に絡まりあってカタルシスへと突き進む怒涛の展開は、この文章を書いている段階で都合4回ほど全体を通して読んでおりますが、今回もまた、グイグイと引き込まれてしまいました。その過程の中で『赤トンボ』で水商売を営む坂本、永田、梨田、医者の小野で囲む超高レート麻雀の場面は僕が麻雀を廃業してルールもほとんど忘れてしまっているので、ゲームの織り成す緊張感と展開される麻雀活字、当時の金銭の価値を今の価格に換算して読まなかったので、もし頭の中でそれを一切合財やっていたらおそらくその狂気ぶりに後に永田の妻になる登場人物の菜摘のように、文章を追いながら呆然としていたでしょう。

    本筋のお話である相場のほうでは、会社に蜘蛛にとらわれた獲物のように絡めとられ、にっちもさっちも行かなくなっている客をウラで集め彼らを密かに逃がすなど、ダイガクを出だ人間がそこまで頭が回るのかと思うほどの八面六臂の活躍を見せながら、梨田は社長の辻野にその腕を買われ、着々とその地位を気づいていきます。本人は勝った時点で会社から姿を消すと腹の中で考えているのに…。

    そして相場も最終局面になったときにウラの世界からの影がひたひたと梨田に迫って来、ぎりぎりのところで交わしながら自分の目標にひた走る梨田。彼のピカレスク的なかっこよさに何度も心を震わせる自分が降りました。結果として彼は勝つのですが、永田と飲んだ酒でも酔えず、酔いが回り始めた頃に…。この物語の結末が待っております。これを『因果応報』というのか、それとも別な感想を抱くのは読者の判断にゆだねられるところではありますが、彼の生きた前半生をありのままに僕は受け止めたいと思います。

    この物語は読む人で好みが合う会わないが多分に分かれるかと思いますが、僕はこの物語が大好きですし、できることなら大学生くらいの人に読んでいただければ紹介している身としてはこれ以上にうれしいことはなく、また全ての年代層の人間にも「こういう人間も「アリ」だな」と思っていただければ、さらにありがたく思います。

    0
    2013年04月07日

    Posted by ブクログ

    博打の繋がりで怪しい先物会社に就職した主人公。そこは顧客を食い物にする詐欺まがいの営業をする会社で、
    主人公は顧客と結託して会社のインチキに対抗し、白いんげん豆の先物取引という博打に打って出る。

    0
    2026年10月05日

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