徳川家康の決断 桶狭間から関ヶ原、大坂の陣まで10の選択

本多隆成

戦国乱世を勝ち抜き、天下を制した徳川家康。だが、その道のりは平坦ではなかった。今川・織田の両雄に挟まれた弱小勢力として出発し、とりわけ前半生の苦悩は色濃い。正妻と嫡男信康を喪い、重臣の離反も経験する。武田信玄、羽柴秀吉らと鎬を削り、手痛い誤りも犯したが、運も味方にして幾多の難局を切り抜けた。三方原の合戦、本能寺の変、関ヶ原の合戦、大坂の陣ほか、家康が迫られた10の選択を軸に波瀾の生涯を描く。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 学術・語学 / 教育
• 出版社: 中央公論新社
• 掲載誌・レーベル: 中公新書
• ページ数: 304ページ
• 電子版発売日: 2022年10月20日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 12MB

[ブクログ · ★★★★☆]

徳川家康の人生における重要な決断が行われた10の節目を軸として波乱の生涯を描く一冊。合戦を始めとした政治史の側面を中心に、新しい研究成果や論争についても記載されていて通史的理解の助けになる内容。

[ブクログ · ★★★★☆]

先日もらったのでさっそく読んでみた。
家康関係の最新の学説なども多数引用されていて、これを読んでおくと大河ドラマをさらに楽しめるだろう。

[ブクログ · ★★★☆☆]

徳川家康の人生における10の分岐点でどう決断したか、学説を紹介しながら事実を追う。小説ではない。読んでも、徳川家康という人物像があまりはっきりしなかったが、終章が面白かった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

大河ドラマってのはやっぱりすごいんだね。
毎年、関連書籍が発刊される。そういえば去年も「義時」ものの新書を数冊読んだしね。新たに判明した学説を開陳するタイミングとして、出版社側は利用しているわけだ。
さて本書だけど、構成自体も今回のドラマに寄せているかのような家康の「10の決断」という形式をとる。これは流石に偶然なんですかね。

[ブクログ · ★★★★☆]

新書というページ数の限られた本に合わせて、徳川家康のターニングポイント10個を中心にまとめれています。
各項目について最新の論争にも触れらています。
苦難の連続だった家康の人生。本人の勤勉さや健康オタク、そして運もあり長寿を全うし、最終的に天下を治めることができた。
どうしても人気の低い家康ですが、もう少し評価が高くなって欲しい。
著者の「定本　徳川家康」も読むことをお勧めします。