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結婚したいのに、なぜできない? 晩婚化から、さらに非婚化へと進む日本の結婚難現象の秘密を、芸達者の心理学者が明快に解き明かす。「純愛」の消滅、生存のための結婚、勝ち組専業主婦、成功恐怖、腰掛け総合職など目からウロコの分析満載。現代人必読のスーパーエッセイ。
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Posted by ブクログ
薄いけれど、ここで初めて見る切り口が満載で読み応えあり!! 何度も読んで何度もうなづいてしまいます。 女性全部に読んでもらいたいなあー……
2011年10月2日。電子書籍で読みました。一気読み。 かなりの辛口、だから面白い!!著者が大学教授ということで、実際のアンケートや事例、心理学、歴史などなど絡めて書いてあり、もちろん主観が大きく入っているのは感じるけど、この人の分析はかなり言いあてているんじゃないかと思います。 斬っている対象は、...続きを読む”自分の価値を顧みずに多くを求める”という、無知やずるさなのかな。文中に出てくる数々の比喩は笑ってしまうくらい辛辣で、でも、あぁそうかもしれないな、と。 最近、自分も含めて、女には確実に「甘え」があるなと思うことが多いので、この本を読んでとてもしっくりきました。 この著者の授業、聞いてみたいな~!
「結婚」を社会学してます。 おもしろい!の一言!絶品です。 いい歳だし、「結婚」てものをちゃんと考えようと思って手に取った本なのですが、読んでよかったのか、どうなのか…。これだけバサバサ斬られるなんて、刺激が強すぎたかなぁ? だけど、真実にはちゃんと向かい合わないといけないのです。 自分が結婚を躊...続きを読む躇していた理由が、敗戦まで遡ったのには、おどろいた!!!
濃い内容。かなりのぶった切り。著者の言葉ではないけれど、「専業主婦に敗者復活戦はない」と早くから上野千鶴子さんは言っていたそうだ。一気読み。
漠然と心に持っている、「結婚の条件」 深層心理まで活字化されて初めて、どれだけ歪かわかる。 ただ、「適当な」人を待っているだけなのだ。 「苦労したくない、させたくない」から。 「貧しくても彼好みの肉じゃがを作って、彼の所得で慎ましく生きて行く」 ことに夢を見られないほどに豊かに育ってしまった。
あらゆる切り口で女性にとっての『結婚』を語る。女であるか、人間であるか。 フェミニズムと現実の女性たちの望み、短大生の率直な意見や他の年代や学歴の人の話――― 読みやすく書かれていて、尚且つ「そうなんだ」が溢れています。
・男が女に求めるものは「カオ」であり 女が男に求めるものは「カネ」である。 ・結婚はしたい、しかし「適当な」相手がいない。 これが少子化の原因である。 データをもとに今の少子化政策などをばっさり。 切り口がとっても面白いので何回笑ったことかw 女性だけでなく、男性にも本当におすすめの一冊。 ...続きを読むとにかく面白かったー
四年間の(数少ない)授業の中で一番面白いと思った先生が書いた社会心理学の本。 晩婚化とか結婚に求めるものの変化とか女性特有の成功に対する恐怖とかそういうことについて 分かりやすく面白く書かれた本。 おすすめ。
大学にてフェミニズム、ジェンダー論について講義をしている心理学者・小倉千加子さんの著作です。 2007年に発行された書籍ということで、2019年現在からでは少し時代のズレというものがあるかと思いますが、それを感じさせないほどの「納得感」とでも言うのでしょうか、腑に落ちる時代の流れ、その中でいかに女...続きを読む性が心理的に流動していったかが(時にふっと笑わせてくれるような表現を交えて)示されています。 「男女の結婚論」に始まり、「主婦層階級」「ロマンティック・ラブと情熱恋愛の違い」「娘の結婚は父親と国で決まる」「恋愛とフェティッシュ」などなど、思わず覗き見たくなるような興味をそそられる項目がずらりと並んでいます。 特に本著で面白いのは、これがただの心理学の先生が一般論を述べたのではなく、大学教授として日々学生と接する一教授が実際に肌に触れて感じた事実を交えて展開されているということです。 『優しい言葉をかけられ、安心感が得られて、はじめて心を許して自分を委ねられる相手と出会うと、それを「恋愛」だと思い込む学生がいる。』(p.74) と、恋愛に対して全く免疫のない学生の実態を語るかと思えば、 『結婚相手に求める条件として、「金遣いが荒くなく、子ども好きで、美人」と書いてくるのがよくある。』(p.181) このように、男子学生・女子学生それぞれに「理想の相手」の条件をアンケート形式で問い、それらを紹介するといった(端から見ていれば)面白い形式も取られていて、最初から最後まで全くお堅い雰囲気も、中だるみも、飽きもなく読み終えることができました。 個人的にはこの直前に読んだ『ザ・フェミニズム』よりずっと簡単に読めて楽しかったなというのが率直な感想で、フェミニズムがこういうことを深く掘り下げていく学問なんだと考えると、巷を席捲している「フェミ=面倒でうるさい人たち」というイメージが全く違うものに見えてくるほどでした。 しかし、楽しい(クスッと笑えるような)文章の裏側で、女性というものに求められる無意識的な条件であったり、女性の内面化している女性像、さらには結婚を「経済(カネ)と美(カオ)の交換」と表現するあたり、やはりこの問題には笑ってばかりいられないのだなという“本当の”メッセージも窺い知れます。 特にドキッとしたのが下の引用で、男性と女性の本質を見事に突いているのではないかと感じました。 『女性は男性社会では、一般的に力関係において劣位に置かれているため、最初から強い恥の感覚を内面化し、男性の前で恥をかくことを恐れている。』(p.157) 『男性は、女性に動物性を排除した「聖なる者」でいよという要求を出している。』(p.158) 『女性には男性と較べると「笑顔でいること」がより強く要求される。』(p.158) 『男と女の間には、バカの壁が立ちはだかっているのである。』(p.165) 他にも、「なぜ父がひどいことをしても子供は何とも思わないのに、母がすると嫌な気分になるのか?」や、「なぜ女性は男性より経済力があると、そこから降りようとするのか?」などに対しての見解が述べられています。 古さを感じない一冊でした。
結婚相手への条件が、どんどん厳しくなっているという。 条件に合う人がいないからそれでも待っているうちに晩婚化・非婚化・少子化が進み、これらは人々が意識を変えない限り止まらないという。 …でも結婚て、そもそも条件の合う人を探してお互いが囲いこみ、囲いこまれることで制度的にも優遇してもらいましょうとい...続きを読むう政府がつくった制度であるはず。 その制度に忠実に従ってでも今の社会的な事情を考えると少し条件を引き上げざるをえない、それはしごく当然と思われる。 条件を引き上げることで結婚できない人がいけないのではない。いつまでも古い制度を引きずってそこに適合できない人を責めるだけの、鈍感な政府が責められるべきだと思うんだけど…
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小倉千加子
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