私たちはどう学んでいるのか ――創発から見る認知の変化

私たちはどう学んでいるのか ――創発から見る認知の変化

ビジネス・実用
968円 (税込)

4pt

教育現場ではこれまでのイメージから、間違った学習観が広まっている。その弊害をなくすために、認知科学の視点から「学び」の実態を科学的に明らかにする。

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私たちはどう学んでいるのか ――創発から見る認知の変化 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    会ったこともないのに恩師みたいな気持ちになる
    いろんな情報を惜しげもなく伝えてくれている

    創発の意味がわかってよかったし、創発していきたい

    「能力」や「知識」ということについて理解が変わったし、よりピンとくる形になった

    読んでよかった

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    本を読んでの私の理解:
    学ぶこととは、無意識のうちに**できる可能性**が広がるようなコトをすること
    自分の遠くにある**なりたい**を引き寄せようとするから、その過程で生じる変化を、自分で受け入れる覚悟ができる

    0
    2026年06月13日

    Posted by ブクログ

    練習による上達、発達、ひらめきといった無意識的な認知的変化は「創発」によって起こっている。

    創発というアプローチで、上記の上達、発達、ひらめきの3つの認知的変化のメカニズムを説明している認知科学の本。
    全然異なるように思えるこれら3つの現象は、「創発」の概念を用いると共通する説明が可能である、としている。

    ここでの「創発」とは、何か新しいものを作り出すことだが、「発見」や「発明」との違いは以下2点。
    - 還元不可能:創発されたものはそれを作り出すための要素の性質からは説明できない=還元できない。
    - 意図の不在:人の明確な意図なしに生み出される。
    こういう創発的な過程こそが認知的変化とのこと。
    とまあこれだけだとなんか小難しいが、実際読むと順序立てて丁寧に説明してくれているので分かりやすい。

    練習による上達、発達、ひらめき、それぞれについて実験とその分析が出てくるのだが、これが非常に面白い。結論としては、どれも「多様なリソース(冗長性)」「揺らぎ」「環境」によって創発が起こって成る認知的変化だ、となるのだが、そこに至る分析過程が結構ワクワクした。

    あと、ひらめきの章に出てくる以下の表現(抜粋)が印象に残っている。
    人間が意識できていることは思考のごくごく一部なのだと改めて思った。
     
    > 意識の知らない間に、寡黙で働き者の無意識的な学習のシステムが働き、(中略)意識の方はボンクラだから、それにまったく気づけない。そして無意識システムが学習を重ね、相当程度までよい配置のパターンを作り出す。すると、意識システムもさすがにそれに気づく。そして「わかった」と叫んで、成功を横取りしているのだ。

    0
    2026年04月01日

    Posted by ブクログ

    第一章の「能力という虚構」というタイトルからして面白い。

    ちくまプリマー新書という体裁に油断していると、知的にどんどん引っ張っていかれる。

    知識はモノじゃなくてコト。環境と経験が混ぜ合わさって、その場で立ち現れるもの。

    言葉を「粗雑な伝達メディア」と論じていることにもおかしみを感じる。私がずっと「言語化」という言葉に抱いていた違和感が刺激された。

    思考力、判断力、非認知能力……ラベルを貼って測れるものにしようとする動きへの、静かで鋭い問いかけ。「学び・教育をなめている」と著者が書いてから30年以上経ってもなお同じことを書かねばならなかった、という一節には考えさせられる。

    「ひらめいた時の驚きは、実は自分の無意識的な心の働きに対してのものなのだ」の一文は思わず栞にしたくなった。

    0
    2026年02月20日

    Posted by ブクログ

    学びとは、ただ与えられたものをこなせば良いということではない。

    与えられたものが、有識者にとって練り上げられたものであっても、それは単なる立方体の一側面を見たにしかすぎない。

    一側面しか見ていないのだから、そこから多面を推測することが容易ではないことがわかる。

    そして、この立方体を伝達する術はない(いまのところ)。

    つまり、本書でいっていることは、そういうことだと思う。

    結局、私たちに必要なのは探求心や知識欲だし、そういった欲望に向かわせる動機である。
    そして、学校とはそういった動機付けを促す場であってほしいし、教師自身も常に探求の人であってほしい。
    人は、欲望に向かって勝手に学ぶものだ。

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    自己啓発本には分類されないと思いますが、すんごい啓発されました。人的資本や人材育成が注目される昨今、リスキリングという御旗の元に、媒体問わずでいろんなコンテンツがありますが、虚しく思えてきました。あれらは情報であり、記憶しただけでは知識ではないわけで、と。スキルにまで高めるには実践して色々とやっていかないといけないわけで、と。日々の仕事の中に取り込んで活用しないと実践とはならないと思うわけで、従ってリスキリングとは、人だけではなく仕事の方も対象にして、変える前提で、一緒にやらないとね!

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    人生の停滞感(漠然)にあおられて手にとってみました。
    「人間はどうやって学んでいるのか」。
    結局、できるようになるには、やってみようと頭をひねってもできない時間が必要なんだな、と客観的に思えてよかったです。
    それが当たり前なことにもあたらめて気づけて、よかった。

    あることができたりできなかったりしたとき、私はいま成長曲線の揺らぎの中にいるんだなぁ~と思えると、できない自分を責めることが少なくなった。
    揺らぎは次の段階への準備期間!

    0
    2023年10月24日

    Posted by ブクログ

    自分自身の仕事をする立場としての学習や学び
    子供を持つ身としての子ども自身が今後学校で進めて行く学び

    いずれについて考えるにあたっての、学ぶとはどういうことなのか?を整理できる良い本でした。
    人は単純に「暗記だけの学習が良くない」とだけ認知しているケースが多いけれど、なぜダメなのか?何がダメなのか?では、学びとは何なのか?という問いに降りていって思考を深める良い機会になりました。

    0
    2023年04月08日

    Posted by ブクログ

    筆者が言いたいことについては「確かにそうだな」と思うことがたくさんあった。教育に関しては、社会が積極的に関わるような関係性を作っていくことが非常に大切になるのではないかと思う。子どもが色々な大人と出会い、それぞれの生き方を知ることで創発の可能性は伸びるのではないか。そんなことを思った。
    あとは、内発的な動機付けをどのように行っていくか、が自分にとっての課題であると思う。

    0
    2023年01月03日

    Posted by ブクログ

    【揺らぎ。】
    人はどうやって新しいことを学び、できるようになるのか。同じことをすぐできるようになる子と、一向にできない子の差は何なのか。そういった問いに答える分野、「認知科学」。分野自体初めて知ったが、大変興味深く、より知りたいと思った。考える際のリソースの多様性や柔軟性が大事、ということかな。学びというのは机上の勉強だけじゃないし、日々の生活や趣味、活動の中にも考える土壌はありそう。参考文献に筆者のコメントがついていたのは良いね、ディグってみようかな。

    0
    2026年09月01日

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