無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
社会に出てみたら、うまくいかないことが続いていやになっちゃうこともありますよね…。
教師の雨谷(あまがい)涼太は生徒にも受けが悪く、同僚とも馬が合わない。
つまらない日常にも、ダメな自分にも嫌気がさして、なんとなく帰りたくない気分。
そんな夜に初めて訪れたバー。そこで出会ったのがヒロトでした。
酔った涼太はヒロトを自宅に招き入れ、ずっと一緒にいて欲しいと頼む―――。
ヒロトは甘やかし上手で家事上手。
部屋も掃除してくれるし、作ってくれるご飯もおいしい。
酔った勢いで始まった関係のはずが、マメで世話焼きなヒロトと生活するうちに涼太はこの暮らしが心地よくなってゆく。
ただ、この暮らしはなんだかこう、儚いんですよね。
食卓に並ぶ料理が涼太の好きなものになってきたり、生活サイクルも把握できてきたり、ふたりの仲は深まっているように見えるのに、心の距離はあるポイントから進んでいない。
ふたりはお互いが好きで、一緒に居られて幸せなはずなのに、干渉を恐れて踏み込むことができない…。
なんてことなくて、しかしかけがえのないこの毎日を留めておく方法を知らないんだ…。
そういうふたりなんだ…。
執着がないというか、できないというか…!ああ、背中を押してやりたい!でも押しちゃったらダメになっちゃうんだろうな!
ふたりが一緒にいられる方法は、彼ら自身が見つけるしかないのだ…。
見守りがいのあるカップルですよ。みなさんもいかがですか。
個人的には環山先生の書き文字が好きです。
するりと抜けるような素敵な筆跡です。
作品の雰囲気にマッチしていてとても良かったです。ここにも注目。
ライトな感じでサラッと読めてよかったです。
結局主人公の仕事や、攻めは無色のままとか、あまり解決してない気がして、ふわっとした終わりでした。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。