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ペンを執るものの責任を追求し共産主義の矛盾を鋭く指摘し数々の知人について著述しながら人間の生き方を説く珠玉の短編集。 (※本書は1996/12/1に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)
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Posted by ブクログ
格調高く、味わい深い随想の数々。 「ペンと剣」「再びペンと剣」では、ペンの力は強いが一方では濫用の危険を伴う、言論と報道の自由は人の名誉とプライバシーを侵さぬ限りは自由でなければならぬが、公共の安全や福祉のため必要でない限りはいかなる私事も当人の意に反し公表せらるべきではない、として、ペンを扱う者の...続きを読む戒めを説きます。現在もその精神は忘れられるべきではない。 その他にも、自由に人間らしく生きることのできない共産主義への批判、スポーツへの思いや情熱、人間の生き方の考察など筆は多岐にわたりますが、特に、「愛読」に記された川端康成の「古都」の美しさに寄せる著者の想いには感銘を受けました。 小泉さんの随想は本当に力強くも清々しい。 再刊に際し、「世界情勢の変化の中で、日本の将来を深く考えている多くの方々に読んでいただくことを望んでおります。」という娘のタエさんのメッセージも、強く心に響きました。
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ペンは剣よりも強し
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小泉信三
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