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Posted by ブクログ
デフレ政策により、衰退したサラリーマン(公務員等を除き企業に勤務する者)がもたらす社会資本の縮小が全体の閉塞(マクロ的循環要因)に繋がり深刻化してると分析。デフレ圧力に起因する解決策としては、マクロ経済政策による総需要の拡大、インフレ・ターゲット政策への転換を提言。サラリーマンのあり方としては、環境を外に求めて組織に拘束されない自由派と、組織の中で積極的に改善を働きかける組織派とに再構築し、個々にボイスとエグジットの保証をもって、サラリーマン社会=コミュニティの循環を理想とする。だが、流動化社会の最低ベースが整備されたとて、それで若者が積極労働するのだろうか。彼等が生活が苦しくともどうして安定サラリーマン社会に背を向けているのかの考察は欠落。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
サラリーマン社会を追い詰める、緩慢なデフレの脅威。
日本型雇用システムの構造改革が叫ばれている。
終身雇用・年功序列・企業内組合という三種の神器は、本当に悪なのか。
成果主義の導入や雇用の流動化は、本当に必要なのか。
一九二〇年代に流行した雑誌『サラリーマン』の分析等からサラリーマン社会の実相を歴史的に検証する。
インフレ・ターゲット政策による日本経済の再生と長期的雇用関係が蓄積する人間関係上の信頼感やモラルの向上等に基づく日本型システムの再構築を唱える、気鋭の若手による注目の論考。
[ 目次 ]
カフカの惑溺とサラリーマンの不安
第1部 サラリーマンはどこから来たのか(サラリーマンの誕生;サラリーマンの「三種の神器」;会社人間はなぜ生まれるのか)
第2部 サラリーマン社会はどこへ行くのか?(デフレが変えたサラリーマンの「時間」;自立するサラリーマンという幻想;構造改革論ではサラリーマンは救えない;構造化するデフレ社会を超えて)
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