招かれざる客~黒の大正花暦~

招かれざる客~黒の大正花暦~

880円 (税込)

4pt

4.3

大正時代・帝都。新富町で歯科医院を開く花守啓介は、治療で使う道具を追究するうちにある鍛冶職人の作品に興味を持つようになる。人づてに頼んで向島の指物師が持つ十本組のノミを見せてもらうが、その名品が忽然と消えた時、花守が犯人と疑われてしまった。現場を調査したのは、農商務省の嘱託・白菊芳史。彼は人の悪意を養分にする“異客”と呼ばれる寄生植物の対応に当たっていて……? 明朗快活な好漢と人を寄せ付けない美貌の男の出会いから始まる、謎めく植物をめぐる探偵譚。

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招かれざる客~黒の大正花暦~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月26日

    人に寄生する黒い花の植物の栄養は、人の悪意。

    庭に一輪あったら…な、恐ろしい花、ではありますが
    悪い事を考えていなければ、寄生されない??
    寄生された人が悪事を働くのか、働こうとするから
    黒くなって寄生されるのか。

    操られているわけでもないので、事件としては
    普通にまっとう(?)な内容でした。
    ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年12月18日

    水仙に菫、つゆ草に菊。
    馴染み深い花々の美しさ、事件の哀しさ、そして花守の底抜けの優しさが印象的な物語だった。
    歯医者ながら人間の悪意を養分にする寄生植物「異客」を枯らすのではなく解いてしまう器用な手を持つ。
    植物を愛しながらも枯らす手を持ってしまった白菊にとって、花守の手はまさしく救いの手だった。...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年09月22日

    なんて綺麗で静かな文章なんだろう
    人に寄生し悪感情を増幅、養分とする寄生植物異客を見つけ取り除く二人の出会いと想いの物語

    言葉や文字が草花を表すような雰囲気があってイラストもとても合っていました

    自身の命の危険に対して、大丈夫や平気だ、ではなく、(君が)傷付く覚悟をしてくれないか、と返す場面にぐ...続きを読む

    0

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