クレムリン秘密文書は語る 闇の日ソ関係史

クレムリン秘密文書は語る 闇の日ソ関係史

小説・文芸
768円 (税込)

3pt

3.3

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一九九一年末のソ連邦解体後、新生ロシアは鉄の扉に覆われた秘密文書を積極的に公開した。日本関連の文書も明らかになり、秘められた真相公表が日ソ関係史の書き替えを迫っている。本書は、戦前の社会に衝撃を与えた女優・岡田嘉子の越境亡命事件、日本共産党と日本社会党のソ連資金疑惑、北方領土など日ソ交渉の舞台裏をソ連公文書を基に解明し、理想と幻想の国家・ソ連に憑かれた日本人の悲喜劇を描くノンフィクションである。

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クレムリン秘密文書は語る 闇の日ソ関係史 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ソ連邦崩壊後、大量の機密文書が公になった。日本共産党や
    社会党(現・社民党)は、ソ連共産党からの資金援助を必死に
    なって否定するが、ロシアの公文書館に保存された膨大な文書
    からは日本への資金流入が明らかだ。

    ソ連共産党からの援助資金はふたつの党の選挙資金として活用
    された痕跡がある。海外からの政治献金は法に触れるので、
    ソ連のスパイだったとして100歳にして除名処分になった
    元名誉議長・野坂三参個人が勝手にやったことにしちゃって
    るしなぁ。

    未だ解決の糸口さえ見えぬ北方領土返還にしても、日本側からの
    2島返還の提案があったとか、ソ連が売却しようとしていたなんで
    話も出てくる。ロマノフ王朝時代に二束三文でアラスカを売却した
    国だから、売り払おうとしてても不思議じゃないな。

    日本がいかに旧ソ連に振り回されたかが分かる1冊である。

    さて、戦前の大女優・岡田嘉子と演出家・杉本良吉が、樺太国境を
    越えて旧ソ連に亡命を試みた「恋の逃避行」。しかし、杉本は日本の
    スパイとして銃殺され、嘉子も強制労働収容所に送られる。

    日本に残された杉本の妻・智恵子は、どんな思いでこの知らせを
    聞いたのだろう。肺結核を患っていた智恵子は、ふたりの越境から
    9ヶ月後に亡くなっている。合掌。

    0
    2017年08月17日

    Posted by ブクログ

     クレムリンの秘密文書から、日本とソ連の関係を暴いていこう、という本です。最初は、女優が愛人とソ連に亡命して、かなり苦しい状況にあったことが秘密文書から明らかになった、という話で、はっきり言ってそんなこと暴いてどうするのよ、という感じはありました。もっとも、途中からは共産党・社会党とソ連との関係、それも表ざたにはできない関係を秘密文書から暴いていくという感じで、興味深く読めました。

    0
    2009年10月04日

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