別荘のある島でハネムーン中に夫が殺されて以来、アビゲイルは結婚記念日を独りで過ごしてきた。犯人不明のまま7度目を迎えたその日、一本の電話が入る。気味の悪いささやき声が「君の夫の友人や隣人には秘密が多すぎる」と告げ、まだ事件は終わっていないと示唆した。謎を暴くべく、彼女は島へ渡った。容疑者は、取り巻く人間すべて。そんななか隣人のオーウェンに再会し、誰も信じるべきではないと知りつつ、アビゲイルは彼の魅力に心を奪われてしまう。以前、独自調査に励む彼女を冷たく追い払った男だということも忘れて……。
最初は登場人物の区別が付きにくくて、いちいちキャスト紹介に戻りながら読みました。ストーリーは飽きを感じさせない設定で面白かったんですが、ロマンスがやや不足気味なのが残念でした。町の人間が全て胡散臭くて最後まで犯人が分からなかった