結婚式を間近に控え、シャーロットは実家へと車を走らせていた。いまだ相手の男性を花婿として認めようとせず、財産目当てだと反対する両親と兄を今日こそ説得するつもりだった。ところが家に着くと、兄の友人だという男性ダミアンを紹介される。ダミアンはゴージャスで自信にあふれた、まさに億万長者の代表。婚約者とは正反対の男性に、シャーロットはいらだちをつのらせた。それに、彼はなぜ謎めいた熱いまなざしで私を見つめているの?あの視線がほのめかしているものは、いったい何?これから先、彼がどんなゲームを始めようとしているのか、シャーロットは胸騒ぎを覚え、どうしようもない不安に襲われた。★シャーロットをひと目見たとたんに運命の相手だと直感したダミアン。実力派作家エマ・ダーシーが渾身の力をこめて描く〈ひと目惚れ〉の恋のゆくえをお楽しみいただける一編です。★
Posted by ブクログ 2016年07月04日
面白かったです。
ヒロインは愛する男性と婚約中で、まさに二週間後に挙式を控えていました。そんな彼女の前に突如として現れた兄の親友が熱く語りかけます。
―君には他の男でなく、僕こそがふさわしい。
誘惑に流されまいとする彼女の努力をあざ笑うかのように、彼女は急速に彼に惹かれて―。
結果として、彼女は婚...続きを読む