インバウンド・ルネッサンス 日本再生

インバウンド・ルネッサンス 日本再生

新型コロナウイルスによるパンデミックは世界を大混乱に陥れ、経済活動が急減速した。環境激変のなか、日本は多くの課題を抱えているようにみえる。しかし一方で、考え方、やり方を変えることで、環境変化や多様な課題の発見はチャンスの宝庫となりうる。逆転の思想で考えると、アフターコロナは通常時では難しい「パラダイムシフト」が実現できる可能性が大きく、これを好機と捉え、実際に動くことができる人・組織に勝機がある。過去と同じことの繰り返しや従来のやり方の改善だけでは今後の発展が望みにくいのは改めて言うまでもないことで、いかに付加価値を高めリピーターを増やすか、高価格化を進め富裕層をつかむかという、まさに「戦略」が求められる局面を迎えているのだ。

本書は、観光ツーリズムに関わる研究者・実務家たちが、こうした問題意識のもと、これからのツーリズム・ビジネスを展望し、真に「観光立国日本」を実現するための新たなキー概念として、サステナブルに発展する「インバウンド・アウトバウンド・ループ(IOL)」という独自のフレームワークを提示。(1)地域に眠る魅力の観光資源化、(2)経験・体験価値化を通じた高付加価値化、(3)地域内・地域間連携の促進、(4)付加価値の価格転嫁による収益の持続的な最大化、(5)越境ECなども活用した海外へのアピール、それによる、(6)再インバウンド――というループの実現による全国規模での経済再生・活性化に向けた戦略と課題を描き出す。

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インバウンド・ルネッサンス 日本再生 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年11月26日

    日本が観光業で外貨を獲得するための示唆が書かれた本。
    既に日本が取り組んでいる事例や課題、他国と比較して日本の観光業の成熟度など、ファクトベースで記載されており勉強になった。

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    Posted by ブクログ 2023年09月23日

    230923043

    IOL(インバウンド・アウトバウンド・ループ)という考えをベースとした循環型経済。
    ①観光資源化、②経験価値化、③高付加価値化、④アウトバウンド進展、⑥インバウンドへの回帰という流れ。
    ツーリズム産業をどう考えるか、そして地域をどう見直すか。参考になった。

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