おまわりさんと招き猫 あやかしの町のふしぎな日常

植原翠 / ショウイチ

海辺の下町商店街・かつぶし町の交番に赴任した、おまわりさんの小槇悠介（こまき・ゆうすけ）。
この交番にはずっと昔から、人の言葉を話す謎の猫・おもちさんが住み着いている。

「相手の声を聞こうとする気持ちさえあれば、案外なんとかなるものですにゃ」

町の人々から愛されるおもちさんは、触ると願いが叶うとか、おやつをあげるといいことがあるとか、いろいろな言い伝えがあるらしい。
でもそれが本当かどうかは誰も知らない。

そんな彼らの周りには、優しい町の人々だけでなく、さまざまなあやかしたちの姿もあって――。
百鬼夜行に巻き込まれたり、河童に恩返しされたり、突然の神隠しもあり!?
人と人ならざるモノのあわいで起こる、ふしぎで優しい物語。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: マイクロマガジン社
• 掲載誌・レーベル: ことのは文庫
• ページ数: 352ページ
• 電子版発売日: 2021年10月22日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 4MB

[ブクログ · ★★★★★]

1話1話がさっくりしていて、とても読みやすい！
伏線が見えすぎず、でも話の展開が分かりやすいので、途中で読むのを中断してもまた次読んだ時に同じように楽しめるのがいいところだなぁと◎
進められて読みましたが、続編もぜひ読んでみたいと思いました☺︎︎

[ブクログ · ★★★★★]

おもしろーい。
交番にいる人間の言葉をしゃべる猫！！！
この「おもちさん」のキャラが最高なのだ。
どういう猫かっていうと「こういう猫」♪
そして、その「かつおぶし町」のみんながそんなおもちさんと当たり前に接している。
ああ、こういう町に住みたい。
で、毎日、その交番に入り浸りたい。
交番勤務の「おもわりさん」たちも素敵。
１番若い小槇くんの素直でまっすぐなところもいいし、先輩の笹倉さんに柴崎さんもいい。
交番に持ち込まれるちょっとした、でも当事者には重大な事件を解決していく様子もあたたかい。
おもちさんは、力になっているのかいないのかｗ
さて、３巻まで出てるのでまだまだ楽しめるぞ。

[ブクログ · ★★★★★]

初読み作家さん。温かな気持ちになるお話で良かった。好き。下町商店街のお巡りさんと不思議な猫の毎日が淡々と過ぎてゆく感じがよかった。人間と人ならざる者たちとのちょっとした交流?も面白かった。

[kei395 · ★★★★★]

あやかし猫

猫がしゃべるところがおもしろい

＃笑える ＃胸キュン ＃癒やされる

[fufu · ★★★★★]

ほのぼの妖かし系

キレイカワイイおのりちゃん。
いたずらっ子お稲荷さんのおあげちゃん。
自由な招き猫のおもちさん。
かっぱに海神、ほんわか妖かしと、かつぶし町の人々。
心がほわっとするお話でした。

[ブクログ · ★★★★★]

不思議な話せる猫のおもちと交番の３人の警官と地域に住む人とそれ以外の何か。普通の日常をホンワカとつづる。心が温かくなれました。

[ブクログ · ★★★★☆]

このシリーズはサクッと読めてあたたかい話が詰まっていると思う。
とある街の穏やかさ、人のつながりの温かさ、人と動物やあやかしの関わりで非日常的なのにどこかホッとする話。

[ブクログ · ★★★★☆]

交番にいる喋る猫こと、おもちさんがなんとも不思議で、愛らしい。穏やかな町を舞台にした話だが、小槇くんがたびたび巻き込まれる不思議な事件がこの本の展開にピリッとしたスパイスを加えている。たまにはこういったのんびりペースな作品を読むのもよいかも……。そう思わせてくれる物語だった。

[ブクログ · ★★★★☆]

おもちさん(猫)とおまわりさん(小槇)とのやりとりが可愛くてほっこりした。
人と人との優しさの関係を感じられる作品。不思議な所も個人的には面白かった。

[ブクログ · ★★★★☆]

星3.5

かつぶし町交番に赴任した小牧悠介
そこには昔から住みついている言葉を話す猫のおもちさんがいた

町全体がおもちさんをそういう猫だと自然に受け入れていて面白い

小さな悩みや謎などが解されていくほのぼの連作短編集