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Posted by ブクログ
筆耕を生業とする女性の物語。
筆耕という、書道家と類似した字を書く仕事であり、書道家は誰かのために
書くというよりは、芸術・アートとして書くが、筆耕は依頼を受け、
手書きの招待状や冠婚葬祭ののし袋や、店の商品名など代筆を主に書く職業である。
そんな筆耕を生業とした筆耕士が、都会の方が需要があるが様々な理由で、
地元に戻ってきてそこで、かくしごとを秘めた依頼者から依頼を受けていく。
ライト文芸であり、短編集なので1話ごとに読みやすい。
2巻以降出ても良いと思える作品ですが、そういう情報もないのがちょっと残念。
軽く小説読みたい気分で、あまりコテコテしてないのをお望みの人におすすめ。
Posted by ブクログ
SNSやメールなどデジタルで言葉のやり取りができるようになった現代で、それでも敢えて手書きの文字を必要とする機会を大事にしたいなと思えるエピソードがたくさん。
和菓子屋のメニューだったり、結婚式の招待状の宛名だったり。
サブタイトルに「6つ」とある通り、エピソードは6種類。
短いながら見所と謎解きがきゅっと詰まっていて、実際のページ数よりもボリュームを感じました。
胸をきゅっと掴まれる泣ける話があるのがいい。
読みやすい文章ですらすら読めたのもいい(先が気になって気になって、ぐいぐい読めた)
筆耕のエピソードの中に、主人公の文緒と先生である都築との引っ付くの? 引っ付かないの?なもどかしい恋模様も見られて、文字に関する謎解きも気になりましたが、正直そちらの方が気になって仕方ありませんでした。
文緒の何気ない言葉で、都築先生の態度が辿々しくなったのに、文緒自身にその自覚がないところとか。
互いに得意分野で恋文を書いて、結局渡せてないあの不器用さとすれ違いがとにかく愛おしい。
そう、最後がまさかのすれ違いというか寸止めと言いますか。
え、あんたら両片思いなのに、そういうオチかよと大層もどかしい思いをしました。
そこで止めちゃうのはあんまりではないですかい、十三先生!
これはあれでしょうか、続きありきの話でしょうか。
というか、ないとこちらが死にそう。
文緒の能力を絡めた謎解きももっと読みたいですし、都築先生の離婚の経緯など、まだ読みたいところもありますし、続編熱烈希望。
二人の不器用な恋文がいつか本人に届いて欲しいなと切に願います。
特に都築先生の恋文、凄すぎるだろう……あれを受け取った文緒を自分は早く見たいです。
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小説・文芸
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