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恐ろしい怪異が蠢く禁断の館。その最奥にいたものとは──元気に泣く人間の赤子だった。この異様な事件は解明されることなく、記録の奥底に眠ることになる。 赤子は立派な少年と少女に成長する。だが、そのささやかな平穏は破られる。赤子が怪異の子だという資料の流出。二人は追い詰められていく。 かくして退屈な依頼に殺されそうだった湊の登場である。なぜ怪異の館に赤子はいたのか。二人は本当に人間なのか。不可思議な事象に湊の知性は驚くべき論理的解決を見出していく。だが見過ごした一つの可能性。それが恐るべき事態を引き起こすのだった!
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Posted by ブクログ
読書録「0能者ミナト8」5
著者 葉山透
出版 メディアワークス文庫
p171より引用
“「人間相手でも怪異相手でも命を奪うとい
う恐れをなくしたらおしまいだ。そこまで心
が鈍化したら、自分の命にも鈍くなる。そう
なればいずれ死ぬ」”
目次より抜粋引用
“第一話 『劣』
第二話 『交』
第三話 『裏』
閑話 『減』”
霊力や法力を持っていないにも関わらず、
怪異と相対する青年を主人公とした、短編連
作小説。
人呑みの館と呼ばれる洋館に向かった人達
は、その名が表す通りほとんど帰ることが無
い。そのような場所であるにも関わらず、十
名ほどの人間がやってきて…。
上記の引用は、怪異に飲まれた相手を殺す
事に対しての、主人公・ミナトの台詞。
人格破綻しているように描かれがちな主人公
ですが、たまにまともな事を言うものです。
6巻を読んだ後だと、悪人ではなく、悪役をし
ているということが分かるのですが。
長編仕立ての今巻、最後まですっかりと騙
されてしまったという思いを、抱かざるを得
ませんでした。
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