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Posted by ブクログ
多数巻同時読破&夏の角川ホラー祭。
長野の山奥で、青いガラス製土偶を見つけたと同時に、宇宙(?)からの声を聞いた葦原志津夫。洞窟の外には、カムナビの跡と見られる高温で溶けた石があった。ヤマトタケルと卑弥呼の共通点を見つけ、ヤマトタケルの持っていた三種の神器の一つ、クサナギの剣を手に入れるべく、名古屋の熱田神宮へ向かう。
上巻での各地でのバラバラ感を一気に回収するかのように、下巻ではこれまでの登場人物が一堂に会するとともに、まとめられてくる。しかしながら、これまでにはなかった、視点をいろんな人物に飛ばし、その際に時間が戻るという書き方を多用されるため、上巻にあったスピード感が失われている。
また、小松左京のように、古代の話と思わせつつ、気象庁や博物館などの科学の視点を持つ人物を交えるのは面白いが、その後特に重要と見られない彼らのキャラクターを強調してしまっていたのはどうかなー。全く描写がないとつまらないのも事実だが。
全体のストーリーは、ダイナミックな半村良フォロワーという感じで非常に良かった。
ただし、下巻長すぎ。
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