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<うつそみの人にあるわれや明日よりは、二上山を弟世(いろせ)とわが見む>大津皇子の死を悲しみ、姉の大伯皇女が詠んだ歌に隠された意外な事実!?大東広告の社員で24歳になる村久は、清楚で慎しみ深い美人恵津子に憧れ、いつしか二人は恋仲になった。だがある日突然、恵津子は村久の前から姿を消した――。巨大企業エイブルックにまつわる黒い噂。謎の連続殺人。恵津子の出生の秘密。事件をとく鍵は、恵津子が村久に託した一枚の絵に!!東京、奈良・飛鳥を舞台に、古代と現代をロマンの糸で結ぶ、伝奇ミステリー。
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Posted by ブクログ
最近、内田康夫氏の旧作『明日香の皇子』をはじめて読んだ。ここには名探偵浅見光彦は登場してこない。しかし、この作品のストーリーは、読み手をあっという間に物語に引き込む魅力を十二分に備えているし、何よりもこの作品全体にみなぎる作者の思い、深いメッセージに読み手はつよく胸を打たれるにちがいない。正直、恥ずかしながら、私はこの物語を読み終わって深く感動し、涙が出そうになった。なんでも、この作品は〔浅見光彦倶楽部会員(約一万人)が選ぶ内田康夫作品ベスト33〕の第五位にランクインしたという。それを知って、なるほどもっともだな、と思った。これは、本当によい作品であると思う。
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