【感想・ネタバレ】女梅雨のレビュー

あらすじ

書道家の川西清山が亡くなって2年。30歳以上も離れた相手と不倫をしていた綾華は、二人の思い出の地である京都の公園を散策するのが日課だった。この日はシトシトと降る雨で、誰もいない休息所に入った綾華は、緑多い景色や鳥の声を独占していた。と、そこへ一人の若者がやってきた。「僕、あなたのストーカーなんです」悠輝と名乗る大学生風の男は、冗談まじりにそう言った。なんと彼は、綾華の不倫相手・清山の孫だという。しかも祖父と綾華の淫らな不倫情事を覗き見していたらしく……。

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今までありそうでなかった展開

大筋においては類品が多くあるが、細部において、既存作のような熟女が年下の男を誘惑する展開ではなく新たな試みが盛り込まれている意欲作であり好著である。ネタバレ回避で詳細には触れないが、主人公の女が、不倫相手の書道家亡き後、その孫との偶然の出会いからロマンスが繰り広げられていく。それまでの、肉欲と倫理の葛藤から解放された主人公が一気に新しい道に突き進むさまは小気味よくさえある。続編を読んでみたい気になった。星四つの評価に足る。

#ほのぼの #癒やされる

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2023年09月16日

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