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2011年3月、日本は「死の淵」に立った。福島県浜通りを襲った大津波は、福島第一原発の原子炉を暴走させた。日本が「三分割」されるという中で、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した男たちがいた。
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「THE DAYS」
2023年6月1日~ Netflix 出演:役所広司、竹野内豊、小日向文世
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Posted by ブクログ
2011年3月11日の東日本大震災の発生から15年目を迎えての再読です。 当時、福島第一原子力発電所を大津波が襲い、全電源喪失、原子炉を冷却するための注水不能、放射線量増加、最悪の場合は首都圏を含む東日本の壊滅という、かつてない危機に日本は立たされました。 この事故に関しては、当時も今も、大津波...続きを読むが福島第一原発の施設を飲み込む様子や、原子炉を収容している建物が水素爆発する映像が、何度も流され、皆さんの脳裏に焼きついていると思います。 この作品は、90人を超える関係者から聞き取り調査をして明らかとなった、当時あの福島第一原発で何が起き、そこで働いていた人々が、何を思い、災害を少しでも食い止めようとどう闘ったのか、を描いたノンフィクション作品です。 この作品を原作に、2020年に「Fukushima50」というタイトルで映画にもなったので(登場人物の名前を変えたりしていますが)、それをきっかけにこの作品を読んだ方も多いのではないかと思います。只、映画はあくまで原作から脚色された限られた時間の中に収められた作り物であり、真実はこちらの本の中にあると思います。 当時、この作品を読んで、心から感動したことを覚えていますが、読みかけていた別の小説をちょっと中断して、3月11日これをもう一度読み直しました。やっぱり何度読んでも感動します。 著者は、本編のはじめに、「本書は、吉田昌郎という男のもと、最後まで諦めることなく、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した人たちの物語である。」と紹介しています。吉田昌郎という素晴らしいリーダーがいたからこそ、成し遂げられた闘いであったとも思います。 感動した場面はいっぱいあって、その全部を読んで紹介したいのですが、それをやったら自分は絶対にまた泣いてしまいそうで、是非みなさんに読んで感動していただきたいです。 あの事故以降、原発の是非については、賛否両論あるところですが、そのことはちょっと脇において、あの極限状態の中で、使命感と覚悟を持って闘った勇気ある人たちのことを、この本を読んで是非知って欲しいと思います。 最近、中部電力の浜岡原発(静岡県)の再稼働審査において、耐震性の基準となる「基準地震動」のデータを不正に操作した、というニュースがありました。とにかく早く再稼働させるために「安全性がおざなりにされた」と思わざるを得ず、事業者である中部電力は、地元住民たちの存在を忘れ、事故が起きたときの犠牲の大きさを忘れ、福島第一原発の事故の教訓が全く生かされていないと、本当に悲しくなりました。中部電力の幹部の人たち全員に、是非この本を読んで欲しいと思いました。
福島原発の事故のニュースを見たとてあの日内部で何が起きたのかは知らない。建物内で本当に死の淵を見ながら闘ってくれた人がいることを知らないまま過ごすこと、原発事故を語ることは出来ないと思った。 専門的な言葉や、説明が難しいところもあったと思うが、そこも一般人の私にも分かりやすく説明がされており、理解が...続きを読む難しいと思う箇所は無かった。また、ページ数が多く全て読み進められるだろうかと心配していたが、緊迫した状況がひしひしと伝わる文書であり、つい続きが気になりあっという間に読み終わった。 いざという時、人に言われたまま動くのではなく“自分で考えて動くこと“それが自分には出来るだろうかと考えさせられた。
あの地震の日、福島第一原子力発電所ではこんな事があったのか。東電とも政治権力とも福島ともまるで縁のない私は、テレビが報じる情報だけを見聞きしていた。東電と政府がどうにかするだろうと、事件の中心ではギリギリの状態で、各自が最悪の事態を回避するために精一杯だった事も知らないで、半ば他人事のように捉えてい...続きを読むたのだ……。 限界の有事の状況下で、最後に信頼できるのは平時からの人間関係や信念なのかなと思った。私は覚悟を持てるのか?内省せずには読み進められない。大変な良書だった。
当時本当に死を意識しながら、決死隊として尽力されてきた人たちのリアルを知った。ここまで危機的状況だったとは。とにかく菅首相がいらんことしてくれるなぁーと思ったけど、東工大の出身で意外と物理の基礎知識があったこととか、情報がない中であの動きに至るのはやむを得ないのかなとか、少しわかることもあった。政府...続きを読む、東電本部と現場の動きとか、自分の会社でシステム障害起こした時の感じを思い出した。とにかく吉田所長のリーダーシップ。東工大大学院出身でどちらかというとエリートコースだったのかと思うけど、現場の作業員達とも関係性深く、学生時代から持っていた仏教への深い知識や関心のベースがあったからこそ、死の淵であれだけの力を発揮できたのかなと思う。 原発事故の話はファクトではなく、反原発派、原発推進派のイデオロギーに使われる。でものこの本はしっかりファクトを語っているし、本当に読みやすいのでおすすめしたい。
筆者の意見や何かしらの圧力から事実を都合のいいように扱うものが多い中で、この本では事実があらゆる視点で描かれている。その人物たちの思い、言葉、見解の違い。どれかを否定するわけでもなく事実に基づいて書かれている点がリアル。 爆発をした。放射能が大量に排出された。現在も避難生活が続く人もいる。 被害を...続きを読むそれ以上に大きくしないために危険な現場にとどまって想像できない不安と恐怖を麻痺させて戦い続けてくれた姿を忘れてはいけないと改めて感じた。 当たり前のように語っていた、こういう職についたからには仕事をやるべきことを優先させるという姿から彼らの責任感の強さと勇敢さに震わされる。 繰り返される地震や津波に耐えながら命をかけ続けた存在に感謝したい。 一方でそういった現場の意見を聞き入れず、現場をさらに混乱させるような体制をとる、冷静さを失っている人物たちは指揮に関わらないでほしいと心から思う。
ちょうどこの3.11のタイミングで、この本と出合いました。 当時の出来事が思い起こされます。 地震発生。避難。会社から歩いて帰宅。 TVで中継されていた福島原発の様子。 そして爆発。 そんな中、現場で対応し続けた人たち。 ドキュメンタリながらも、そのリーダビリティも素晴らしく、あれよあれよと読み進...続きを読むめることができます。 あの時、福島では何が起こっていたのか。 そこにいた人たちの戦い。思い。 理解することが出来ました。 そして、胸が熱くなりました。 後半は電車の中では読んではいけません! 当時も思っていましたが、本書を読んで思うのは、やはり政府のダメダメさ。菅直人の行動、無能さ。 しかし、本書では菅直人からもコメントを取っていて、菅直人の立場からのメッセージも述べられています。 自分にとっては、「だから何?」ってぐらいですが.. ちょうど、本書を読み終わった翌日が3月11日でした。 14:46に黙祷を捧げましたが、当時の事、そして、本書の事が思い出され、胸が熱くなりました。 命がけで東日本を救ってくれた方々に感謝! 日本人必読の書です。 2025.3.16 アマプラでFukushima50を見ました! 涙なくては見れませんでした。 映画含めて必読、必見です
福島原発事故の危機を救った人達と吉田所長の足を引っ張った人達の駆け引きがドラマが描かれている。本当に命懸けで闘っている現場と保身のために大義名分に走る人達の縮図になっている。ギリギリのところで大爆発による放射能汚染にならずに良かった。吉田所長は、命を削って日本を救ってくれた。
津波と原発事故という圧倒的な『死』と戦い続けた吉田昌郎氏と現場のスタッフの壮絶な記録です。読んでいて圧倒されてしまいました。吉田氏と彼の下でともに戦った人間たちの功績があったからこそ、現在があります。 福島原発第一発電所が「3・11」の際にメルトダウンを起こした際、現場にいた当事者たちはあの...続きを読む時、何が起き、何を思い、人々はどう闘ったのか。その生々しいまでの記録です。読み終えた後に、僕は思わずため息をついてしまいました。ここに描かれているのが圧倒的な「死」に果敢に立ち向かっていく所長(当時)の吉田昌郎氏をはじめとする人たちの記録です。 現場の総指揮を取った吉田昌郎氏は、当時の様子を1年4カ月をへて筆者に語ったのだそうです。それは吉田氏自らが病と壮絶な闘いをしている病床でのことでした。それを皮切りに、今まで口をつぐんでいた現場の当事者たちが堰を切ったように事故当時の様子を語り始めたのだそうです。 吉田氏の頭によぎった「最悪の結果」とは「チェルノブイリ×10」。想像だに出来ないような被害をもたらさないために全電源喪失という過酷な状況下で暴走する原子炉を必死になって止めようとする現場の奮闘。 放射能という目には見えないものが渦巻く原子炉の中に男たちを突入させた動機は「郷土愛」と「使命感」だったのだそうです。後に「フクシマ・フィフティ」と呼ばれた人々のことなのだそうです。 吉田氏は本書によると、東工大の大学院を出て東電に入社するという生粋の「理系畑」の職業人生を歩む一方で、宗教や哲学にも明るく、独自の「死生観」を持った方なのだそうです。吉田氏はインタビューの中で 『こいつなら一緒に死んでくれる。こいつも一緒に死んでくれるだろう、と。』 幾度となく『死』という言葉が彼の口をついて出てきたのだそうです。生か、死か。ギリギリの状況下で大きな決断を何度も下さなければならなかった男の姿がここにはありました。 その一方で首相官邸や東電の本店ビルの混乱した様子や、菅直人首相(当時)の暴走振りによって現場がかき回される様子も余すところなく描き出されていて、当時の緊迫した様子が思い出されました。 先の見えない原発事故の収束ですが、吉田昌郎という一人の男と、彼とともに『使命』に賭けた男たちの姿は、心に留めておきたいと考えております。 ※追記 本書は2016年10月25日、KADOKAWAより『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)』として文庫化されました。また、本書の主人公であり、福島第一原子力発電所事故の収束作業を指揮されていた吉田昌郎氏は2013年7月9日、食道癌のため慶應義塾大学病院にて逝去されました。享年58歳。謹んで、この場をお借りしてご冥福をお祈りいたします。合掌
東日本大地震初期の段階での福島第一原発で働く人たちの、凄まじい姿に感動しました。 決死の活動を行う男たちを描いています。 そして初動の措置が素晴らしい。原発の対応に携わった方々を称えたいと思います。 また、当時の首相や政府の無能さをよく描いておりますね。
あの日、あの時、あの場所で何が起きていたのか。原子力の賛否に関わらず、知って欲しい。もし自分がそこに居たら…。多くの事を考えさせられます。
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