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あなたは“その過去”を知っても友達でいられますか? 埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と出会う。無口で陰のある鈴木だったが、同い年の二人は次第に打ち解けてゆく。しかし、あるとき益田は、鈴木が十四年前、連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた「黒蛇神事件」の犯人ではないかと疑惑を抱くようになり――。少年犯罪のその後を描いた、著者渾身の長編小説。
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読みやすかったー
どうして、人生は、こんなに辛い人や幸せな人があるのか、どこで決まるのか考えてしまった!ただただ自分の今の生活に感謝しようと思った!
Posted by ブクログ
面白かった。最後はイッキ見した。止まらなかった。自分が被害者の親だとしたら、鈴木のことを殺したいと思うだろう。でも益田に感情移入して泣いている自分もいる。鈴木に生きてほしい。少しだけの良いことがあって欲しいと、生きる楽しみも持って欲しいと思う。矛盾する。立場が違うとこんなにも考え方は変わるのか。相手...続きを読むの本心なんていつも分からないけど、自分に見えている相手を信じたいと思うしその人が自分にとって大切な人になっているのであれば死んで欲しくない。難しい。考えさせられる本でしたー。
凄惨な事件の犯人が隣にいる人だったなら─── そんな誰しも一度は考えることが、誰の想いもこぼさずに実に深く描かれている。 罪と、人と、どうやって向き合っていくのが正解なのかはわからないが、罪の大きさや過去の姿だけで判断するのではなく、“その人の現在の姿”と真摯に向き合ってくれる人が居たなら、救われる...続きを読むのかもしれない。 そんな救いから、真の贖罪が生まれる世の中であってほしいと心から願う。
罪を償うことは、本当にできるのか? それは誰が判断するのか?自分の過去の行為からは逃れられない。向き合い続ける必要があるのだなと。 また、そのことを知ってどのように向き合っていくのか、自分ならどうするのか、深く考えてしまった。
読んでいる間ずっと胸がざわついていた。 益田の心情があまりにもリアルで、「自分ならどうするだろう」と考えずにはいられなかった。鈴木の過去を知ったときの戸惑い、恐怖、信じたい気持ちと拒絶したい気持ち――そのどれもが痛いほどわかる。 それでも、少しずつ心を開き、償いきれない罪を抱えながらも必死に居場所...続きを読むを探そうとする鈴木の姿が切なくてたまらなかった。 彼がみんなと笑い合うその一瞬一瞬に、胸の奥がぎゅっと締めつけられる。 益田の裏切りには正直、モヤっとした。でも同時に、「きれいごとでは済まない」という現実も痛いほど理解できる。 もし私の大切な友人が、あの神戸連続児童殺傷事件のような過去を背負っていたら、果たして私は手を差し伸べられるだろうか――そう問われた気がした。 この物語は、友情や赦しを描いているようで、その奥に「人間の弱さ」と「それでも誰かを信じたいという願い」がある。 様々な立場の人の心情がリアルに描かれていて、読み応えがありました。
薬丸岳さんの小説は、一人一人の登場人物の心情が伝わってきます。加害者、加害者の家族、友達、周りの人たち、被害者、被害者の家族、友達、周りの人達、それぞれの気持ちが伝わってきて、重くて、読むのもきつかった。ラストは良かった。どっぷり浸かって、疲れるので、しばらく薬丸岳さんの小説は、休憩しようと、毎回思...続きを読むうのだが、ついつい、またまた、読んでしまいそうです。
友達は少年事件を起こしていた 仲良くなった影のある友達が、少年事件の犯人だったら。既に少年院からでていても、成人のような刑務所に行ったわけではない。最後の手紙は届いてほしい。
親友がかつての凶悪事件の犯人だと知ったら。 そんな重いテーマの今作。 主人公自身も昔の過ちを悔いながら、そして同僚も同じように色々な理由で。 テーマは重いが、描かれている人間模様がそれらを惹きつけていく。 一歩を踏み出した最後の手記で少し救われたような気分になった。
重い気分になるが読んで良かった。友達が犯罪をしてることはこれまで自分の経験にはないのでどう思うか想像しながら読めた。
4.5/5.0 人生のどん底の渦中で出会った友人がかつて凄惨な方法で命を奪った殺人犯だった。 益田と鈴木の友情に胸が熱くなったり、孤独を共有した鈴木と美代子の愛情に心がじんわりとする度に頭の中に警鐘が響く。 「鈴木はかつて全く罪のない人の命を奪っている」 鈴木は法律上は償いを終えたことになって...続きを読むいる。ただ、それはあくまで形式上の話であって、被害者遺族含め周りの人々がそれを認めないのは当然だと感じる。 自分自身も正直益田の行動に疑問を感じてしまった。人の命を故意に奪ったものに人権などあるのだろうか。幸せや楽しみを感じる資格などあるのだろうか… これが今の自分の正直な感想。 明確な答えなど到底出せない問いを投げかけられるような強烈な物語だった。
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