幽民奇聞

幽民奇聞

1,980円 (税込)

9pt

4.9

明治新政府軍の来襲で家族や友人を失った二本松藩の少年タキは、人並外れた強さをもつ怪しげな「キ」と名乗る一団に窮地を救われ、秋姫という目の見えない老女の家に匿われることになる。理不尽な命令ばかりする秋姫と衝突してばかりのタキだったが、やがて奇妙な絆が生まれ始める。だが、政府軍の魔の手が再び迫り……(「鬼婆図探訪」)。その他、人語を話す大猿が書いた幻の書「狒々日記」をめぐる回想と証言を描く「夢狒々考」、争乱と復讐に満ちたとあるキの激動の半生「最後のキ」など全四編を収録。若き民俗学者・鶯谷玄也が、文明開化と共に姿を消した歴史の闇に生きる集団「キ」の痕跡を追う連作集。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

幽民奇聞 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久々恒川先生。
    勧善懲悪ものだった。
    自分たちのなかの仁義や正義に則って生きるキの人々。現代では滅んでしまったのが残念

    0
    2026年02月21日

    Posted by ブクログ

    恒川光太郎が戻ってきた。

    最近の作者はSFやファンタジーに趣向があり、初期作品の雰囲気は影を潜めていた。
    そんな中、『ジャガー・ワールド』に続けて世に出た本作は初期の恒川光太郎を想起させる物語だ。
    伝承や民族史を主題に、“日常の背後にある世界“が存分に描かれている。類似作品は『草祭』だろうか。

    0
    2026年02月17日

    Posted by ブクログ

    よくある「影の人々」もの、といえばそうなんだけど、設定もよくある感じだけど、ひとりひとりの関係性や心持ちや情景が積み重なってとても厚みのある物語だった。奇抜じゃないのがむしろ良くて、長い旅の夢を見てたみたいだった。

    0
    2026年02月16日

    Posted by ブクログ

     美術商の武田は幕末の生まれで去年死去した画家の遺した絵を検分するために、その邸宅へと向かうことになった。その武田に同行する男がいた。彼は鶯谷玄也。民俗学者をしている彼は、明治の中頃までは確かにいた存在である〈キ〉について調べているらしい。〈キ〉は鬼とは違っていて、また妖怪の類ともすこし趣きが違うみ

    0
    2026年02月12日

    Posted by ブクログ

    この本は個人的に夜市に匹敵する程最高の1冊でした。文章、言葉選び、ストーリー、全てが良すぎた上に最後の最後でやってくれます。切なさと、どこか闇が残る素晴らしい作品。

    0
    2026年02月03日

    Posted by ブクログ

    『風の古道』や『金色機械』など、これまでの恒川先生の作品を思い出す話だった。でも、新しい。
    ユーモアと殺伐さと感動が入り混じっていて、一言では言い表せない読後感だった。

    0
    2026年02月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人の道を、ほんの少しだけ外れたところ。
    そこに立って、生きている人たちがいる。

    その人情と合理性のバランス。
    冷たくもあり、
    でも、どこか優しい。
    これが、作者の通奏低音なのだと思う。

    舞台は、明治だったり、
    西洋だったり、
    現代だったりするけれど、
    今回は「和もの」。

    代表作の『夜市』と、

    0
    2026年02月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    移り変わっていく時代を後世から探しに行くような物語。人ではないものも人であるものも存在したけれど、未来からそれを見た時に「本当にそれは実在したんだろうか?」と疑問の余地が残って、残りながらも「実在してくれていたらいいな」と願ってしまうような郷愁の気持ちを感じさせるのがうまい。きっとこれからの時代でま

    0
    2026年02月19日

幽民奇聞 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

単行本 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

恒川光太郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す