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  • 挫折する力―新藤兼人かく語りき―
    5.0
    自分の納得できる映画を作りたくて、決然と立ちあげた独立プロの活動は、昔も今も悪戦苦闘の連続。しかし常に粘り強く、さらに踏みこんだ仕事を目指して止まない頑固者の映画人が、紆余も曲折もたっぷりあった自身の道のりを生き生きと振り返り、老いてこその現在を存分に語る。新藤兼人白寿記念出版、コクのある名人生談義。

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ユーザーレビュー

  • 挫折する力―新藤兼人かく語りき―

    Posted by ブクログ

    なんて魅力的なタイトルでしょう。

    今年の4月22日で99歳になられてもまだまだお元気で、さらなる新作映画への情熱を抱いておられる、日本映画界の重鎮である新藤兼人監督ですが、彼の映画を1本でもご覧になった方はおられるでしょうか?

    オギャアと生まれた時から古今東西の映画を五万と観てきた私の眼に狂いがなければ、失礼ながら、新藤映画ほど洗練されていない、泥臭い、不格好な、それこそ地を這うような庶民の視点で撮られた映画も、おそらく他に類例がないのではないかと思われます。

    初期作品『原爆の子』で、世界各国の映画賞を総なめにしたのも1952年ですからすでに59年前。戦前戦中を松竹の脚本家として力を蓄え

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    2011年08月03日

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