山中冬児の作品一覧
「山中冬児」の「カラー名作 少年少女世界の文学」「一九四一黄色い蝶」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山中冬児」の「カラー名作 少年少女世界の文学」「一九四一黄色い蝶」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
涙・涙・涙
子供の頃、読んだ時に、涙が止まらなかった。貧しいというだけで、こんなに、清らかな、優しい心を持った少年が、命を落とさなければ、ならなかったのか……それも、幸せに後一歩という所で。大人になってから読んでも、やはり、涙・涙・涙。
Posted by ブクログ
太平洋戦争や第二次世界大戦が起きていた1941年・昭和16年を舞台にした、性格も年齢も異なる三姉妹の生活などについての物語だった。
1940年・昭和15年から完全に全ての物資は軍事優先となっていたことを知った。しかも毎月、統制などが新たにどんどん追加されていたことも知った。(高級織物統制、石炭の工場が臨時休業、砂糖は1人1ヶ月300グラムずつ、宝石やスーツの高級品を買ってはいけないという規則が始まる、食堂や駅弁では米を使う食べ物を出さない、つまりパン・うどんしか出さない、牛乳、卵、油の統制などが行われていた。)
子供達がよむ雑誌がどんどん戦争一色になり、また、読者投稿欄の作文は文学的価値で