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  • 東アジア経済戦略 : 文明の中の経済という視点から
    3.0
    1巻1,672円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ベトナム、ラオス支援に深く関わる日本のアジア学研究の泰斗が描き出す日本のアジア支援の道筋。「正義は常に我にあり」と信じ込むアメリカ・中国という二大文明の狭間で、日本はどのように振る舞うべきか。

ユーザーレビュー

  • 東アジア経済戦略 : 文明の中の経済という視点から

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書は、アメリカナイズドされた新古典派経済学に対して、日本自体の文明の復権をすることによってその地位を保つべきだと論じたものである。

    筆者によれば地域には地域ごとのインフォーマルな文化・慣習がそれらを形成する土台になっている。このようなインフォーマルなものは世界共通ではありえない。従って、「市場経済」という画一的イデオロギーでもって、世界を一つに統合することはできないのである。経済の効率化には人間の組織化が必要だ。だが、その組織化には地域ごとの慣習や文化という影響が非常に強い。このように考えると、確かに市場経済イデオロギーは世界を統一できないという筆者の主張は正当性をもっているといえる。

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    2012年01月17日

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