マーティン・ウォーカーの作品一覧
「マーティン・ウォーカー」の「黒いダイヤモンド」「緋色の十字章」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「マーティン・ウォーカー」の「黒いダイヤモンド」「緋色の十字章」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
警察署長ブルーノのシリーズ3作目。
好感の持てる作品です。
フランスの、のどかなサンドニ村。
ブルーノは警察署長といっても、村でただ一人の警察官。
村長の直属で、地域に溶け込んでいる駐在さんのような立場。いや、もっと存在感大きいかな。
名産のトリュフの収穫で、市場がにぎわう季節。
ブルーノは、狩猟仲間のエルキュールから、調査を依頼されます。
粗悪な中国産トリュフが紛れ込み、評判が落ちかねないという。
ところが、そのエルキュールが事件に遭う。
実はエルキュール、かって情報部に所属した秘密警察官で伝説的な存在だったのです。犯人の動機は何だったのか‥?
騒動に巻き込まれた友人のベトナム人夫婦の世話をしたり、村の製材所でも揉め事が起こり、四方八方ブルーノは飛び回ることに。
恋人のパメラとの仲はやや危険信号‥?
子供達にラグビーを教えているブルーノ、子供と大人の試合に出たりするお楽しみも。
事件は今のフランスの状況と歴史的な背景を踏まえ、かなり本格的な構造になっています。
とはいえ、ブルーノは料理上手で、生活を楽しむフランス人たちが織り成す出来事は、コージー的な要素も。
元恋人と仕事で顔を合わせたかと思うと、また新たに魅力的な女性が登場するのは、男性が書く男性主人公だから?(笑)
頼りになるお巡りさんと村人のあたたかい気持ちの通い合いに、読後感はわさやかです☆
Posted by ブクログ
フランスの田舎町を舞台のミステリ。
シリーズ1作目、好評だったようです。
フランス南西部、ラスコー洞窟に近い風光明媚なサンドニ。
警察署長が常駐してはいますが、村長の直属で、部下はいないという~交番の駐在さんみたいな存在なんですね。
ブルーノ署長は10年この村に馴染んで、皆のために心を砕いている好人物。愛犬ジジと暮らしている39歳の独身男です。
孤児として育ち、ボスニア戦争に行った経験もあるという。そういう過去があるからこそ‥というところも。
今は平和なこの村で、尊敬するマンジャン村長をひそかに父のように思い、美しい景色と美味しい食べ物を存分に味わっている様子が描かれて、ちょっとコージーミステリのような雰囲気も。
フォアワグラ、トリュフ、胡桃が名物の村。ワインやチーズや手作りの料理の美味しそうなことったら!
そんな村に、突如起こった殺人事件はけっこう陰惨で、骨太な展開となります。
フランスの警察機構というのは変わっていて、地元にいる憲兵隊と国家警察とが縄張り争いをしているんですね。
ブルーノは地元警察でありながら、捜査からも最初ははずされている存在。これが活躍を見せるというわけ。
国家警察のジャン=ジャックとは信頼関係にあり、新しく赴任した都会的な美女イザベルとは惹かれ合うことに‥
EUに参加してから、イギリスや北欧からやってきてこのあたりの別荘に住む外国人も増えているそう。
フランス人の側から描かれていますが、実は作者はイギリス人。25年のキャリアを持つジャーナリストで、夏はこの地域で過ごしている人。
道理でやけに詳しい描写があると思いました。
ドイツにも「幸福とはフランスに住んで神のように暮らすこと」ということわざがあるそうで、人もうらやむ暮らしのようです☆