作品一覧

ユーザーレビュー

  • 更級日記 現代語訳付き

    Posted by ブクログ

    予想に反してめちゃくちゃよかった。
    枕草子がとにかく政治的な内容なのに対して、こちらはどこまでも書き手自身の築き上げた個人的な世界の中に閉じている。その閉じ方が千年を経た現代でもそのまま通じてしまう。
    これは何度も読み返したくなると思う。

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    2025年12月13日
  • 更級日記 現代語訳付き

    Posted by ブクログ

    解説を読んで、更級日記がが読みつがれてきたのは偶然ではなく、菅原孝標女としか伝わっていないこの女性が、当時の文学の決まり事を生き生きと踏み越えていたからだということが理解できた。

    個人的には東の国から京へと上る冒頭部分で、武蔵国でのいろいろな逸話が語られている部分が好き。
    地理的に近いと親近感が湧く。

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    2023年10月13日
  • 更級日記 現代語訳付き

    Posted by ブクログ

    やはり何度読んでもよい。
    "平凡な人生"だったかもしれないが、瑞々しい感性で物事を捉えている素敵な人。

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    2023年01月12日
  • 更級日記 現代語訳付き

    Posted by ブクログ

    本という夢のなかに沈潜し、
    夢は現実をも侵食していく.

    夢のなかで暮らし、生き、そこから抜け出すために信仰にすがる女、女のなかに生きる女の子の話.

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    2009年10月04日
  • 更級日記 現代語訳付き

    Posted by ブクログ

    平安時代に菅原孝標の次女・菅原孝標女が書いた回想録。作者13歳の寛仁4年(1020年)から、52歳頃の康平2年(1059年)までの約40年間が綴られています。華やかな平安貴族の日記かと思いきや、一人の女性の姿が綴られています。少女時代の「源氏物語」への憧れについては、今のオタク趣味に通じるところが多いです。その後、大人になって物語のような世界がないと現実を知り。前半のキラキラ感と後半の寂寥感の落差が凄いです。大人になるって今も昔も変わらないのかな。1000年前のオタク生活に触れてみてはいかがでしょう。

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    2020年05月12日

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