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「ヴァーツヤーヤナ」の「完訳 カーマ・スートラ」「カーマ・スートラ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ヴァーツヤーヤナ」の「完訳 カーマ・スートラ」「カーマ・スートラ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
カーマスートラという名前については偏ったイメージを持っていたが、一度読んで内容を理解してみようと思い読んだ。まず、カーマは愛と性欲の満足を指し、スートラは経典を意味する。成立時期は西暦3〜5世紀、グプタ朝が確立し、仏教が衰退しつつヒンドゥー教が発展し、「ラーマーヤナ」や「マハーバラタ」が宮廷詩人によって紡がれた時代である。このカーマスートラが性交はきちんと学ぶべきと説くのは、愛欲によって破滅しないためであり、食事と並ぶ重要事であるためであり、そして良い伴侶に巡り会う教養だからである。すなわち、上流階級の男女に向けた知的な指南書であり、「男女の気持ちが分からないならまずこれ一冊」といった性質を持