作品一覧

  • いつのまにか、ギターと
    4.5
    1巻1,430円 (税込)
    15歳での鮮烈なデビューから25年、クラシックギタリスト・村治佳織が 「これまで」、そして「これから」を綴った、初めての書き下ろしエッセイです。 これまでの歩みを振り返りながら、音楽やギターのことについてはもちろん、 日々の中で感じたこと、かけがえのない大切なこと、大切な人たちのこと── 天才少女から世界的なアーティストになった彼女が、 自分の耳で聴いて目で見て心で感じたことを余すところなく言葉で紡ぎました。 毎日がちょっと素敵に、もっと大切なものになる “佳織流・生き方のヒント”が散りばめられた一冊です。 「大好きな街」で撮影した、貴重な撮り下ろしショットも多数収録! 【目次】 言葉を届ける──まえがきにかえて Part.1 ギターのこと 音楽のこと  最初の記憶/ギターを弾く人/ユーワクに負けない/はじめの一歩/15歳のレコーディング  育て、育てられ/「この一音」にこだわる/楽器に合わせる/正解はひとつじゃない  乗り越えられない試練は/人生は楽しむもの/素敵な「まさか」/気持ちの居心地 Part.2 日々のこと 好きなもののこと  宝物/大またで、ぐんぐんと/心のオアシス/誰かがいて「私」が/好きな服を着る  10歳からのプレゼント/セピア色の思い出/恋とか、愛とか/割れて、新しいものが Part.3 大切なこと、生きるということ  それが、愛/「わからないこと」も受け入れる/静かで小さく豊かな世界/病は気から  体が一番、心も一番/人に甘える/本屋さんと空/私の故郷/心を保つ  出会いが「私」をつくる/目には見えないものだから/なりゆきまかせに すべては誰かとの出会いから──あとがきにかえて
  • いつのまにか、ギターと

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    20年前、初めて村治さんの演奏をTVで聴いて、ギターの音の美しさと演奏技術の素晴らしさに衝撃を受けた。そんな彼女の初エッセー、迷うことなく即買いした。所々、差し込まれている写真が美しく、村治ファンにはうれしい一冊だ。読後感も清々しい。

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    2022年01月03日
  • いつのまにか、ギターと

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    ギタリスト村治佳織さんのエッセイ。平易な話し言葉で書かれていて、遠い人であった村治さんが、なんとなく近しい人のような気分になった。大きな病気や離婚という人生において大変な時期を、やんわりと乗り越えられたという印象。とても自然体な言葉がすぅっと頭の中に入ってくる。まるで、友だちとカフェで話しているかのよう。物腰は柔らかくとも、さすが四半世紀をギタリストとして活躍されてきただけあって、時々垣間見える芯の強さも印象的。これからの村治さんが、どんな音を奏でるのか、楽しみである。

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    2020年01月11日
  • いつのまにか、ギターと

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    15歳でデビューしたギタリストが25年を経て四十路に至って綴る内面の記。語り口がややくどいかな(きちんと説明したいという誠意の現れであるが)と思うところはあるけれども、ギタリストにとって致命的ともいえる腕の神経麻痺などの大病にも悲観しない気の持ち様、周りの支えを素直に受け入れる人間関係の巧みさにとりわけ心が惹かれた。優等生すぎるだろ、という茶々が入ってもおかしくはないくらいだが、軽々しく他人には言えない葛藤も当然あっただろうし、還暦になった頃にもっと生々しい話が聞けるのではないでしょうか。

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    2021年11月18日
  • いつのまにか、ギターと

    Posted by ブクログ

    クラシックのギタリストである著者の初エッセイ集。

    現役のトップクラスのアーティストで、タイトルにもギターの文字が入っていることから、音楽の話題が中心かと思ったらそうでもなく、むしろ音楽よりも自分の心情や、人との関わり等、音楽外の話題が多かった。

    実は私は、著者の演奏はコンサートはもちろん、CDですら聞いたことがなく、著者については美人クラシックギタリスト、程度の知識しか持っていなかった。しかし、本書を読むと、順風満帆でアーティスト人生を歩んできたわけではなく、ギターが弾けなくなるような体の故障も数度経験し、一時は活動休止まで追い込まれ、そこから這い上がって現在の活動再開に至ったという話を読

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    2020年02月17日

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