作品一覧

  • 三成最後の賭け
    5.0
    1巻1,496円 (税込)
    朝鮮出兵の失敗を見抜いていた男が、徳川家康の他にいま一人。糧秣と物流の天才・石田三成は、判断力を喪って久しい秀吉をコントロールする策に窮し、盟友小西行長と共に面従腹背の道を選択した。迫りくる家康の包囲網。苦渋の四十一歳は、東奔西走しつつ起死回生の一手に出た――。戦国時代小説に新たな火種をもたらす長編。
  • 椿の海
    -
    1巻561円 (税込)
    江戸の初期まで、千葉の犬吠埼に近い九十九里浜のあたりに、椿の海と呼ばれる広大な湖があった。それを干拓して広大な水田にする……夢のような計画には、さまざまな事件と人間の思惑が絡み合っていく。伝説の湖は、いかにして人の手で変わっていったのか。書き下ろし長編時代小説。
  • シーボルトの駱駝
    -
    1巻583円 (税込)
    旅芸人の一座に拾われた、天涯孤独な娘・さわ。その一座が長崎で手に入れたのが、徳川家に献上されるために、シーボルト来日2年前に日本に連れてこられた駱駝だった。興行で背に乗ることになったさわだが、波瀾に満ちた旅興行はやがて、国を揺るがす事件に結びついていく。書き下ろし長編時代小説。
  • 折り紙大名
    4.0
    1巻733円 (税込)
    古着屋の娘・きぬの創作折り紙に魅了された佐貫藩主・松平重治は、不治の病にかかった四代将軍・家綱を慰めるための竜神を折らせるべく、きぬに手紙を書く。しかし、幕府の決まりに反したこの行動が、将軍継嗣問題ともからんで重治は窮地に立たされる……。大型新人による書き下ろし時代小説。
  • 大江戸 女花火師伝
    -
    1巻733円 (税込)
    花火の老舗「鍵屋」を守ろうとする女棟梁・佐絵と婿養子でありながら戯作者を目指す修三。二人の夢に松平定信、十返舎一九、滝沢馬琴ら実在の人物や「鍵屋」から分家した「玉屋」との確執もからみ、将軍・家慶の日光東照宮参拝直前の大事件の後に思いも掛けぬ真実が明かされる……。

ユーザーレビュー

  • 三成最後の賭け

    Posted by ブクログ

    朝鮮出兵という途方もない主の夢を支え、支え、支える。三成公の苦労がよくよく見える作品。あの時代を生きている人にしか分からないであろう張り詰めた空気感が伝わってくるような作品。

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    2024年02月01日
  • 折り紙大名

    Posted by ブクログ

    タイトルのほのぼの感とは異なり内容は硬派。
    江戸時代の大名はどんな気持ちで生活をしていたのか、そんな疑問に対する一つの答えがこの本です。
    知らなかったけれども、こんな理不尽な理由で改易されてしまう大名とは、辛い職業ですね。
    実際にあった話を基に、事実の辻褄が合う解釈の一つとしてこの本が回答を出しています。
    この解釈は賛同できますし、こんな大名であって欲しいと思います。
    折り紙をしたくなる本です。

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    2016年03月25日

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