作品一覧

  • 私には女性の排卵が見える 共感覚者の不思議な世界

    私には女性の排卵が見える

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻770円 (税込)
    排卵中の女性は周囲に抹茶色の空気を漂わせ、その体からはコマドリの鳴き声が聞こえてくる。また生理のときはその抹茶色がより濃くなる。……このように、女性の性周期を色や音によって知覚する著者が、幼少期から現在に至るまでに経験した不思議な世界と、これまで記録をとってきた50人以上の女性の性周期と彼女たちから見える色を基に、その知覚能力が一体何なのか思索する。文字や音に色を見たりする“共感覚”の持ち主による大胆な考察。
  • 音に色が見える世界 「共感覚」とは何か

    音に色が見える世界

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻789円 (税込)
    【複数色を使用したコンテンツです。モノクロ端末では一部読みづらい場合がございます。】一般の人々にとって「ミカンが黄色い」のと同じように、E音は青緑色に、F音は紅色に、著者には感覚される。単音だけでなく、和音や音楽全体にも、色や形を感覚している。「ある音楽の中では、私の前方三メートル付近で発生した青緑色の球形が、角が丸くなった黄土色の直方体になって私の右肩後ろ方向に進み、やがて背中を回って左手に現れ、そのときには群青色のカーテン状の揺らめきになっている、などということがある」(本文より)比喩や連想ではない。五感が混じりあった、未分化の世界。このような感覚世界を「共感覚」と呼ぶ。本書では、当事者の視点から、共感覚とはどういうものなのかを解説する。さらに、古語や和歌の考察などを通して、日本文化の原風景が共感覚的であったことを明らかにする。本来、人間の基本的な感覚であったはずの共感覚とともに、現代人は何を失ってしまったのか。

ユーザーレビュー

  • 私には女性の排卵が見える 共感覚者の不思議な世界

    Posted by ブクログ

    著者が、女性の排卵日を含めた周期が色覚や聴覚などを伴った見える、いわば共感覚について記した一冊。
    そして、単に共感覚に対しての説明にとどまらず、古代の日本人や動物にはこの手の感覚はあり、むしろ現代人男性に失われた感覚だという問題提起をしている。

    自分にその手の感覚がないので、実体として捉えるのは難しいが、非常に勉強になった。

    0
    2013年12月07日
  • 私には女性の排卵が見える 共感覚者の不思議な世界

    Posted by ブクログ

     幼少期から現在に至るまでに、女性の月経や排卵を感知する不思議な感覚を持っている著者。
     彼が語る、経験した不思議な世界と、そこから女性の「つきのもの」にまつわることや共感覚を思索している。
     内容は女性に関して、古代の男性に対して、さらには和歌に関してなど多岐にわたっているため、若干とりとめのない印象もあるが、「共感覚」について全般的に面白い記述である。


    P37
     この(彼のような)性的感覚を持つ男性のほとんどは、おそらくいわゆる知的・言語障害者や自閉症者や(略)アスペルガー症候群であり、いわゆる健常者として社会生活を送っている私のような男性は稀であるという気がする。

    P56
     私の(女性を目視するだけで、彼女が触ったものが自分も触ったようにかんじる)ミラータッチ共感覚は、女性に向かう場合が九割ほどと圧倒的に多いのだが、他に動植物・自然物(花や石)・人工的物体などに対しても起きる。人間の男性に対して起きることは殆どない。

    P96
     排卵完治の時に伴う何とも言えない感動や、「現代の倫理上、実際の行動はとれないけれども、今排卵しているこの目の前の女性を妊娠させないと、世界が大変なことになる気がする」という得体のしれない絶望感や悲壮感のようなものは、他の動物のオスなら常に実感しているものだと思って、安心するようにしている。


    (卵胞波
     著者は排卵の時期だけでなく他の時期にも「ぴょこちゃん(女性の排卵を称する著者の表現)」がみえる時期がある。これにより排卵は28日に必ず一回ではなく、他の時期にもありうる、とする説。
     ほかにも交尾排卵に触れている。)

    P129
     (著者の性欲は一般男性と少し違い)「性欲」というよりは、「性欲と恋愛と生殖が分岐する前の性欲」としか言いようがない気がしている。

    P133
     装身具だけでなく、タトゥーなど身体加工の意義についても(略)どれが本当かわからない。いくつか挙げると、現代と同じく身体装飾そのものだという説、呪術的行為だという説、身分・職能を示すしるしだという説、苦痛に耐える儀式・訓練だという説、などさまざまで(略)ある。
     (排卵感知する著者からすると、これは排卵の感知を攪乱させ、不特定多数の男性から身を守る働きをしている、となる)。
     
    P141
     私は、女性の排卵・月経などを感知する自分の感覚を、心理学などで用いられている「共感覚」の概念を用いて「対女性共感覚」と名付けたと書いたけれども、その実感が、「女性の身体と溶け合う感覚」であり、「男・オスにとっての無我の境地」と感じられている以上、それを忠実に表すなら、本当は「親女性共感覚」「溶女性共感覚」となづけたほうがよいことになる。

    P145
     和歌、特に(男性が女性となって詠む)恋歌は(略)「女性の心で詠む」とは、「女性を解釈する」ことであってはならない。「女性を体験する」ことでなければならない。
     特に女性の悲恋を読めることは、男性歌人の価値であり、男性のステータスでもあった。「女性の私たちにも詠めないわ」と女性に思わせるほど女性を詠めていることが、女性の心を動かした。

     (和歌を共感覚的に読むのは稲田利徳氏の研究が最初、ほか藤原克己ら)

     (性的暴力の被害者、鬱、対人恐怖症の女性の中には)「どこからどこまでが自分の体なのか」時々わからなくなる人さえいる。彼女たちは、「傷ついたのは私の体だけではない、この本(ぬいぐるみ)も私の体の一部で、きっと私の傷をわかってくれるはずだ」と徹底的に信じ、本当に「自分の身体」の領域を(自分が手で持っている)本(やぬいぐるみ)にまで広げさせて、精神的負担を薄める、ということを繰り返している。(コタール症候群の一部???)

    0
    2018年12月22日
  • 私には女性の排卵が見える 共感覚者の不思議な世界

    Posted by ブクログ

    ぎょっとするタイトルである。

    女性の性周期が分かる“特殊”な感覚への好奇心と、最近本を読むとたまに出てくる「共感覚」への興味から購入した。

    女性の排卵や生理を知覚できるという筆者の言葉に最初は抵抗を持つの
    だが、読み進めるうちに、筆者の主張するように、それはもともとどんな男性にも備わっていた感覚だと考えるのが自然に思える。
    高校生の頃、日本の古典の世界はエロいと思っていたが、本書での古典の解釈は腑に落ちる点がある。
    性に関して多く言及する本だが、現代社会に生きる中で性にまとわりついた卑猥なイメージが解きほぐされる。

    ものすごい良書とは思わないが、今までの常識は覆されるし、筆者の性に対する自然な捉え方は良いな、身に付けたら心が軽くなりそうだなと思ったので、星4つ。

    0
    2011年11月04日
  • 私には女性の排卵が見える 共感覚者の不思議な世界

    Posted by ブクログ

    題名を見たら一見トンデモな感じですが、読んでいくと本当にそうなんだろうなーと思えてきました。もっと自分自身の感覚、感性とちゃんと向き合いたいと思いました。

    0
    2011年08月24日
  • 音に色が見える世界 「共感覚」とは何か

    Posted by ブクログ

    授業中に声に色がついているという学生がいたときに買った本。共感覚者の日常面白話ではなく,数少ないという男性共感覚者が成長してきた過程,言語と共感覚の関係,ヒトという種の機能としての共感覚が述べられている。

    0
    2014年08月29日

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