作品一覧

  • 大久保町の決闘

    大久保町の決闘

    小説・文芸

    3.5
    1巻616円 (税込)
    夏休みを迎えた高校生の光則は、母の実家のある兵庫県明石市大久保町にやってきた。到着早々村安一家の暴力沙汰に巻き込まれ、ここはガンマンの町だと知るがもう遅い。巨漢の黒人ガンマンに救われ一安心するも、光則が伝説の英雄の息子だとわかり住人からは救世主扱い。一目惚れした紅葉が村安一家に誘拐され、決闘の場に赴いた彼の運命は? 伝説のデビュー長篇、書き下ろし番外篇付きのディレクターズ・カット版で登場。
  • 大久保町は燃えているか

    大久保町は燃えているか

    小説・文芸

    4.0
    1巻671円 (税込)
    高校生の幸平が迷い込んだ兵庫県明石市大久保町は、なんとナチスの占領下にあった。いきなり不審者として監禁されてしまった幸平は、彼を味方の工作員と勘違いしたレジスタンスたちによって救出される。しかし町を出るにはナチス要塞の爆破作戦に協力し成功させるしかない。素人の幸平に戦争の手伝いができるのか? 美少女レジスタンス・鮎とのロマンスの行方は? 大久保町三部作の第二弾、書き下ろし番外篇付きで登場。
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

    こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,430円 (税込)
    《未知のものへの恐れとは、子どもにとって世界に覚える「感動」の一種なのかもしれません――井上雅彦》子どものための本格的なホラーアンソロジーを刊行します。様々なジャンルで活躍する人気作家たちが、子どもたちを本気で怖がらせようと集結。9人の作家による「恐怖」を体験してみてください。全作書き下ろし。(執筆陣)我孫子武丸・恩田陸・黒木あるじ・篠たまき・田中哲弥・田中啓文・恒川光太郎・牧野修・木犀あこ

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  • さらば愛しき大久保町

    さらば愛しき大久保町

    小説・文芸

    3.0
    1巻671円 (税込)
    外遊中のカナコ王女は、明石原人見物のため兵庫県明石市大久保町を訪れた直後に誘拐されてしまった。偶然彼女を救い出したのは、大久保町に住む大学生の芳裕。二人一緒に逃げ出したはいいが、芳裕が王女を誘拐したのだと町中に誤解され……。謎の誘拐犯に王女の侍従や騎士団が加わる追走劇の中、どんどん王女に惹かれていく芳裕。身分違いの恋ははたして実るのか? 書き下ろし番外篇付きの大久保町三部作、感動の最終巻。
  • 猿駅

    猿駅

    小説・文芸

    3.0
    1巻110円 (税込)
    母に呼ばれた無人駅に下り立つと、そこはもう一面の猿。どこへ行くにも、猿を避けて歩くのは至難の業。約束の駅前の煙草屋に行くまでにも、数匹の猿を踏んでしまった。しかし、彼らは怒るでもなく、黙って踏みつけられるがままだった。煙草屋の脇の自販機でフルーツ牛乳を買って飲んでいると、「猿の餌、飲んだんかっ」と煙草屋の老人に怒鳴られ、何故か追いかけられる羽目に…。猿を踏みつけることにはもう構ってられない。足の裏で骨が折れ、内臓がひしゃげても構わず逃げていると…。
  • 鈴狐騒動変化城

    鈴狐騒動変化城

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,430円 (税込)
    茶碗屋の娘お鈴は、器量も気立てもよく、町中の人気者。その評判を聞きつけた悪逆非道のお城の殿様が、呉服屋に嫁ぐことの決まったお鈴を、城へよこせと無理難題。このピンチに、殿様の魔の手からお鈴を守らんと、町中の人々が立ち上がった! ひょんなことから、命を助けたキツネのおツネちゃんの力を借りて、繰り広げられる大作戦、なのだが、敵も味方もみなちょっとどこか抜けているから、ことは計画通りにすすまない。忍者空飛び、上田は分身、化け物も出るわで、手に汗握る爆笑必至の大騒動の結末やいかに。「好きやなあいう気持ちは、なんかおもろいことになって楽しいなあ」

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  • タイヤキ 黄昏ホテル

    タイヤキ 黄昏ホテル

    小説・文芸

    4.0
    1巻110円 (税込)
    中国マフィアが所有するコカインと、それを手に入れるために組が用意していた数億円が忽然と消えた。その犯人と疑われた岩男は、弟分の伸吉とふたり、銃を持った組の人間たちに追われていた。命からがら逃げる中、岩男は、まだ堅気で大工の見習いをしていた頃に、棟梁がよくしてくれた話をふと思い出す。通称「黄昏ホテル」のパン屋の片隅で売られているタイヤキを頬張りながら、棟梁がしてくれたその話は…。(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)
  • NOVA1【分冊版】社員たち

    NOVA【分冊版】

    小説・文芸

    -
    1~11巻110円 (税込)
    とにかく社長が出てきてくれないことにはなあ……おれたち社員はどうなるんだ?北野勇作(『かめくん』で第22回日本SF大賞受賞)のペーソスあふれるショートショート。SF界屈指の翻訳者/書評家・大森望の責任編集でお届けするオリジナル日本SFアンソロジー『NOVA1』(全11編)の分冊版。「社員たち」(解説:大森望)に併せて、「序」(大森望)収録。【作品冒頭】 敵の攻撃によって地中深く沈んでしまった会社を残された同僚たちといっしょに掘りはじめてもう半年近くになるのだが、あてにしていた失業保険がなかなか出ないこともあって、いよいよ貯金が心細くなってきた。そのせいなのかどうなのか帰宅すると、ねえ今日はどうだったの、どんな感じなのよ、などと妻がしつこく尋ねてくる。
  • ハイマール祭

    ハイマール祭

    小説・文芸

    -
    1巻330円 (税込)
    聡は、1週間前に部長から瓢毛(ひさごけ)村へ大規模な村興しの視察へ行くように命じられた。最寄り駅から20キロ、車しか交通手段のない辺境の地へ行くため、聡は駅前からタクシーに乗った。だが行き先を告げた聡に、タクシーの運転手は奇妙な態度を見せた。そして村の入り口まで辿りつくと、聡に向かって手を合わせ、念仏をとなえ、来た道を戻っていった。嫌な予感を抱えつつ村に入った聡は、そこで「ハイマール祭」という、世にも奇妙な祭に遭遇したのだった…。地面を這い回る村民、半裸の女…そして…。果たして聡は村を無事に出ることができるのか?
  • ミッションスクール

    ミッションスクール

    小説・文芸

    4.0
    1巻561円 (税込)
    「下痢のため一刻も早く排便したいのです」―謎の符牒とともに教室から姿を消した聖メヒラス学園一の美少女・山岸香織は、MI6の潜入工作員だった。国連事務総長直属の諜報員・吹石雄作は香織と接触、イラク軍のテロ活動を阻止するため極秘任務を開始するが…華麗なる諜報戦を描く表題作ほか、ホラー、ファンタジイ、アメコミ、純愛ロマンという5つのジャンルフィクションの定型による規格外の学園ラヴストーリー。
  • やみなべの陰謀

    やみなべの陰謀

    小説・文芸

    4.1
    1巻561円 (税込)
    大学生の栗原が初対面の少女と宿命の恋に落ちる現在、武士の吉岡と幼なじみとの恋が悲劇的な結末を迎えた過去、そして大阪府知事によるお笑いファシズム体制下、レジスタンスが知事暗殺計画を遂行する未来──すべての中心には、アロハ姿の大男と千両箱の存在があった──異才による傑作時間SF。

ユーザーレビュー

  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

    Posted by ブクログ

    子供向けなんですけど、じっくり読み進めていくうちにめちゃくちゃ怖いです…(笑)
    子供達だけじゃなく、大人の皆さんにも読んでほしい1冊です。

    0
    2026年06月11日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    子供向けながらも、大人でも面白いということと、好きな作家が何人か書いていたので読んでみた。面白かった。特に最後の恩田陸のはすごかった…。


    「象の眠る山」田中啓文
    象眠山(ぞうみんやま)というのが出てくるので、象?ガネーシャ?と連想させておいて、正体は昆虫。最後のオチも、もしかしたら寄生されたかも、というもの。
    それでも、UMA的な存在や、横道という解説キャラが出てくるので面白かった。横道が解説して助けてくれる、便利すぎるキャラ。

    「とりかえっこ」木犀あこ
    人頭(じんとう)という怪異。出現条件がピンポイントすぎる。何か元ネタがあるのか?50.65センチというのは人の肩幅?何から来てるんだ?
    頭が喋ると思われていたが、頭を探しているという、いわば乗っ取り型。「盗まれた町」みたいな恐怖。
    デュラララ!!を通っているので、デュラハンみたいだなと思った。

    「誕生日のお祝い」田中哲弥
    不条理世界というか、不思議な世界というか。ダメなこと(クスノキの畑でとれたニンジンをウサギに食べさせたこと)やって許してもらおうと魚を持ってきたけど、腐ってたから、許してもらえなくて牛になっちゃった、という話。
    世界観はまあまあ好き。
    でも誕生日と謝罪の詫びがよくわからない。プレゼントが詫びの品に変わったわけだが、そこらへんは読者にミスリードさせようと?

    「おぼえているかい?」黒木あるじ
    忘れられたものの恨みの話。主人公が約束をすっぽかされて怒っている分、怪異の怒りも想像しやすくなってて良いけど、代償がデカすぎる。

    「能面男」恒川光太郎
    結局能面が主体?
    主人公が準備した武器が彫刻刀でガチすぎる。能面を作る時に使う道具だから作者は彫刻刀をチョイスしたのかな。
    父親は交通事故で死んでいるらしいが、父親像がよくわからないので、遺族の悲しみで地縛霊と能面が重なったのか、生前ひどい父親だったから能面に見出されて彷徨うことになったのか。
    どういうことだ?
    悪霊とかオカルト抜きで、みんなに怖がられた犯人が実は父親だったという衝撃の話だったのかな。これで実は死んでたから良かったものの、生きていたら犯罪者で、これからは加害者家族として生きねばいけない、という怖さ。そっちのほうな気がした。
    能面は社会的なペルソナ(仮面)ってことか?犯罪者にも家族がいて、仮面を取れば父親。
    作中では犯罪者としての仮面を母親が踏んで壊したので、父親の罪は明るみになり成仏。現実的に考えると握りつぶした展開も有り得る、という話かな。

    「爪に関するいやな話」牧野修
    怖い話好きが怪異になっちゃって語っているわけだけど、爪の垢を煎じて飲む、から来てる?自分みたいになっちゃダメだよという教訓話。

    「骨もよう」篠たまき
    トイレの花子さんみたいなゆきちゃん。
    警告のための名付けを、地価が下がるからと名前を変えて、危険な場所はろくに整備もしないで放置。故に子供が亡くなった、という話だな。社会的だ。

    「猫屋敷に気をつけて」我孫子武丸
    鬼の描写があるけど、普通に変質者なんだろうな。
    ホラーのていで、これを読む子に警告しているようで面白い。

    「六年一組の学級日誌」恩田陸
    タイトルで那須正幹の「六年目のクラス会」を連想したけど、内容は「The End of the World」のほうだった。

    学級日誌というていで、世界がわかる話。面白い。小松左京「お召し」にも近い。

    これまでのアンソロ作品は子供向けで子供が主人公なので、漢字や言い回しが平易だったが、この作品は学級日誌で子供が書いた文章を読むスタイル。
    面白いのが、学力が低下していることがうかがえること。言い間違いなどのミスはないけど、6年生なら書けるだろうなという漢字が書けてないこと。
    天気の記録も飛び飛びで、後半は署名もなく、句読点の。も書かれていない。
    そういう書式になっているのが面白い。

    内容もめちゃくちゃ面白い。
    悲惨な話しか無い。しっかり読者に伝わるように書かれているのも面白い。

    最後に、生理が来た時の話が書かれており、普通は家で祝うものが、この世界では町中に知られて町長から祝われるという未来になっていて、めちゃくちゃゾッとして面白かった。御赤飯で祝うこと自体、今はやめておこうとなっているのに。
    「最終兵器彼女」みたいな世界になってるんだなあと感じる。

    本を燃やすくだりも良かった。本が好きな子がこういう本を読むので、それを燃やさないといけない辛さを感じられるし、怖い話目当てで本自体はあんまりな子でも、本を燃やすことの悲しさが伝わってくる。良い場面だ。

    日付について、5月から始まって12月に終わるけど、5月はWW2でドイツが負けた月で、12月は日本が太平洋戦争を始めた時。それに合わせたのかな?と考えた。日にちは違うけれど。
    半年で核が落ちるところまで行くのか。


    ・地名について
    主人公達が住んでる港町は「S田」。おそらく山形県酒田市。新潟とも近い。
    避難先として挙げられている「Sじょう」は山形県新庄市、「O沢」は山形県尾花沢市だと思う。内陸部の山間部に逃げてく感じ。
    グーグルの経路で移動時間を調べた。
    酒田市から新庄市まで車で1時間。歩きで12時間半。
    新庄市から尾花沢市まで車で30分。歩きで5時間くらい。
    電気もガソリンも使えないだろうから、歩いて移動したんだろうな。
    作中の描写から、50代以上の年寄と20才以下の女性、子供が避難しようとしてたのかな?他の大人もいるだろうけど。


    ・作中のキャラ
    柴山君。6年生男子。体格が良かったのでシェルター作りの工事に行って事故に遭う。
    柴山君の祖母。小学校の校長をやっていた。デジタル教科書世代。
    柴山君の父親。エンジニアで海底ケーブルの修理に行ってて1年は帰ってきていない。
    →既に死亡?戦争は1年以上前からやっている模様。
    柴山君の母親の描写は無いので故人の可能性。

    秋本さん。6年生女子。最後まで日誌を書く。
    秋本さんの父親。医者でずっと病院にいる。最後は治る見込みの無い患者を薬で安楽死させていった模様。
    →秋本さんが避難を嫌がったのは、おじさんと一緒の部屋は嫌だから=父親死亡?亡くなったとしたら、病院が閉鎖されて、患者(祖母)を死なせたことで?
    秋本さんの母親。秋本さんを産んでから何度も流産してから弟を産んだので、弟のほうを可愛がっている、と秋本さんに思われている。
    インフルエンザが治らず死亡。
    秋本さんの弟。病弱。母親と一緒に死亡。
    秋本さんの父方の祖母。おじさんに殴られ柱に頭をぶつけ血を流して入院。
    →病院が閉鎖された後の描写がないので、おそらく死亡。
    秋本さんは母と弟が死に、頭を怪我した祖母は父によって死なされ、父も死亡。残ったのがおじさんだけになったので、避難しなかったと思われる。

    秋本さんのおじさん。秋田県から疎開。若い時に肺を患ったがタバコは吸うし酒も飲む怠け者で暴力的。
    秋本さんに手を出そうとした描写もある。
    →労働力に駆り出されないのはやっぱ肺の影響か、医師である秋本さんの父親の診断書によってとか?
    描写的に、戦時中、身体が弱くて徴兵されなかった人間というポジションだろうな。

    長沢先生。
    秋本さんが憧れているので、たぶん女性。ゲームが得意だったらしい。
    たぶん、この本を読む今の子供達が大人になったのが長沢先生、みたいな想定だと思う。

    加藤有紀絵ちゃん。
    秋本さんのすぐ近くで寝ていた子。酸欠で死亡。
    →この子だけフルネーム。それだけ親しかった?
    疎開で3年生以下はいなくなっていたのと、6年生は2人だけなので、4年生か5年生だと思う。

    加藤有紀絵が亡くなって、秋本さんは叱られると思ったが叱られなかった。
    →実際、秋本さんに責任は無いけれど、叱られないということは、この子には親もなく、また人が減って食料が浮くので、それもあって叱られなかった?
    叱られる心配ばかりで人が死んで悲しい気持ちが摩耗していることも表現してるのかな〜と後から思った。

    改めて読むと、シェルター作りで、めぼしい労働力を失ったのが痛いな…。助けに行くことも出来ないし、シェルターも作れない。逃げるにもどこへ?となる。

    環境汚染や気候変動、物資の不足も描かれていて面白かった。
    夢も希望もあったのになあ。

    0
    2025年08月28日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

    Posted by ブクログ

    恩田さんの秀逸。
    「象の眠る山」田中啓文
    「とりかえっこ」木犀あこ
    「誕生日のお祝い」田中哲弥
    「おぼえているかい?」黒木あるじ
    「能面男」恒川光太郎
    「爪に関するいやな話」牧野修
    「骨もよう」篠たまき
    「猫屋敷に気をつけて」我孫子武丸
    「六年一組の学級日誌」恩田陸

    0
    2025年08月13日
  • 鈴狐騒動変化城

    Posted by ブクログ

    やだこれ面白いわよ。
    ページ数の少なさと、テンポの良さと、くだらない感じと、そしてキツネ!いやこれはケモナーの気持ちもよく分かるわ。ネコと目じゃねーっていうか。ソウカナ、とかカタカナでカタコトっていうのも、さらには訛ってるっていうのも萌え要素ではないか。
    というわけでキツネかわゆいわーって楽しむ本。後、殿さまの後始末がふんわりしてるのも良かったよ。この手の余韻は好きよ。

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    2023年08月26日
  • やみなべの陰謀

    Posted by ブクログ

    最後の最後で綺麗にまとまっていて、本当にお見事。職人芸が冴え渡る、という感じ。
    あと、途中出てくるディストピア大阪は割と一時期の現実の大阪に近い気がする。

    0
    2017年11月24日

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