【学びたいこと】
最近、熊による人身被害が頻繁に報道され、近所でも熊の出没が相次ぐなど、他人事ではない。
アウトドアも好きだが、二の足を踏んでしまう。
本書を通じて熊の生態を理解し、遭遇を防ぐための対策や、遭遇した際の適切な行動を学びたい。
【質問】
Q1 なぜ熊による人身被害が増えているのか?
Q2 遭遇を防ぐ対策と、遭遇した際の行動は?
Q3 アウトドアを楽しむために、熊に対して意識すべきことは?
【本書の答え】
A1
・2023年と2025年の異常出没は、ドングリなど秋の木の実の不作が要因の一つ。
・鮭の減少や狩猟者の減少なども影響か。
A2
・熊による人身事故の多くは、防御反応によるもの。熊を驚かせないよう、鈴やラジオ、歌などで人の存在を知らせる。
・特に親子グマには近づかない。子グマを守ろうとして突然攻撃してくる危険がある。
・一方で、人や人間の食べ物を覚えた熊は人に執着することがあり、その場合は存在を知らせることが逆効果になる可能性もある。
・最後の手段として、クマ撃退スプレーが有効。
A3
・キャンプ:食料はテント内に保管せず、車の窓も閉める。フードロッカーがあれば利用する。
・登山:夏山(7月以降)は、高山植物を食べる熊がいるため注意する。
・渓流釣り:新芽が出る5月頃や、クルミが実る晩夏以降は遭遇リスクが高まる。
・自然は急激に変化するため、自然の中では「自分の身は自分で守る」という心構えが必要。
【本の概要】
本書はカメラマンの著者が熊を撮影してきた経験をもとに、熊との向き合い方や対策を示す一冊。
・著者は自然写真家・二神慎之介さん。主に熊を被写体として活動しており、「熊の大きくて強いところ」に惹かれている。
・北海道にはヒグマ、本州にはツキノワグマが生息している。ヒグマは個体数が少ない一方で死亡事故につながりやすく、ツキノワグマは人身被害の件数が多い。
・熊は雑食で、ドングリなどの木の実、草や葉、昆虫、魚、哺乳類など幅広く食べる。
・人や、人間の食べ物や生ゴミを覚えた熊は、それらに執着するようになるため殺処分しなければならない。
・なお、著者自身も熊の生態や対策については専門家ではなく、自身の経験に基づく内容であり、科学的根拠はないと述べている。
【感想】
・アウトドアでは、クマ撃退スプレーを携行し、一緒に行動する人とも熊対策について事前に共有しておきたい。
・熊の危険性を理解しながらも、自分の「好き」を貫き、生業とする著者の生き方に憧れを感じた。私も生涯を通じて没頭できるような好きなことを見つけ、仕事につなげられる人生を送りたい。
・熊の専門家による知見や科学的な熊対策についても調べ、理解を深めたい。
【実践すること】
・熊への対策を十分に理解した上で、安全にアウトドアを楽しむ。
・生涯を通じて没頭できる「好きなこと」を追求し、自分らしい生き方につなげたい。