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「河合桃子」の「地面師連絡役カトウ ~積水ハウス55億円詐欺事件、ある実行犯の告白~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「河合桃子」の「地面師連絡役カトウ ~積水ハウス55億円詐欺事件、ある実行犯の告白~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
話題になってだいぶ経ってからではあるが、私もご多分に漏れず、Netflixの『地面師たち』を見た。まさかこんなドラマのようなことが実際に……?と思って、今さらながら関連本を読む。とは言っても、今年の6月刊行なので、関連本のなかでは最新の情報が入っていると思われる。
本書では事件で逮捕されたうちの1人「カトウ」を軸に、事件の全体像に触れつつ、犯罪に手を染めた人間の生き方を掘り下げていく。
事件全体は複雑すぎて、これを読んですべて理解したとは言い難い。が、こういうとんでもない事件に関わる人たちというのは、とんでもなく悪知恵の回るヤツと、物事を深く考えない浅はかなヤツとの奇跡のマッチング(そして普通の常識人はいない)で起こるのかもしれないと感じた。
また、犯罪の中で受け持ちが細分化されることによって、当事者たち(マッチングしたどちらも)の罪の意識は、ほぼ無いに等しいのだということもわかった。「自分はやってない」と言い張る姿は、往生際が悪いというには違和感が残る。「地面師は、まず自分を騙す」……自分でもそう思い込む意志の強さを感じた。
この手の犯罪ノンフィクションは、だいたい読み終わってもすっきりしない。小説のように改心していく姿は、ほとんど見られないからだ。
だが、こちらのほうが現実なのだ。現実の厳しさと救いのなさ、これらから目を背けてはいけない。
Posted by ブクログ
“ノンフィクション”が好きだ。
嘘のないリアルな物語に惹かれる。
本作で “小学館ノンフィクション大賞”を受賞したとのことで 早速手に取った。
内容は 巷ではかなり話題になった“積水ハウス55億円詐欺事件”を扱っている。
いろんな所で大きくニュースになっていたので
よく知っているつもりで “二番煎じ”かなと 少し躊躇したが。
題名は「地面師 連絡役 カトウ」
“積水ハウス詐欺事件”もどんな事件だったか描かれているが やはり主役は“カトウ”。
著者と同じ年齢の40代の“カトウ”。人当たりの良い“カトウ”から 連絡役としての事件の内容を聞くうちに “カトウ”が歩んで来た人生も 浮き彫りに。大学中退するまでは 良い人生と思える道を歩んで来たのに。どこでどうなってしまったのか。深く反省し、人を思いやる気持ちもあり、
憎めない性格なのに。まっとうな道を どうしても歩めない“カトウ”。
さすが 賞を貰った本だなと。
なかなか面白かった。
また 地面師たちの いい加減さ、
積水ハウスがわの 焦りから来る“たびたびのミス”、脇の甘さにも驚く。改めて 土地の売買には大金が絡むことを。だから地面師たちが 魑魅魍魎の如くうごめくことを知った。