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  • 知性はバイアスでできている 賢さと愚かさの計算論的認知科学

    知性はバイアスでできている 賢さと愚かさの計算論的認知科学

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻2,420円 (税込)
    話題書『心はこうして創られる』の翻訳・解説チームによる第二弾 コンピューター科学によって人間の知性の本質に切り込む、アメリカの俊英著者による話題作 数々の実験と簡潔な理論で、“知性の本質”に迫る! 人間は賢い。運動制御、知覚、予測、情報伝達、意思決定、推論……いずれにおいても、他の動物や下手なAIより、遙かに優れている。でも私たちはいつも、思い込み、決めつけ、見落とし、取り違える。 “愚かで賢い”人間の知性とは、いったい何なのか? この両義性の謎に、最新認知科学は驚くべき答えを示した。 「認知バイアス」が、知性にとって原理的に不可欠だというのだ。 ベイズ則という強力な理論的武器を駆使して、“脳という計算機”がいかに知り、判断し、行動するのかに迫る、 人工知能が高度化しソーシャルメディアが人を動かす時代に必読の書。 [訳者より] 人間はさまざまな間違いを犯すけれども、それは単に非合理とか愚かとは限らない。誤りはバグではなく仕様であり、むしろ健全な合理性の一部でありうる。この視座から人間の認知を一望に収めていくという、かなり野心的な取り組みである。 [本文より] 脳は客観的現実にアクセスできない。かたや、合理的かどうかというのは、五感から得た情報を脳がどう使うかという話で ある。ならば合理的に誤ることは完璧に可能だ。つまり帰納バイアスという概念は、合理的な情報処理システムはかならず誤ると言っているに等しい。  * 筆者はこう信じる――認知のレベルで表れる計算原理が新たに見つかれば、そのときは必ず、神経細胞がどんな計算を行っているのかという私たちの理解も大きく飛躍するのだ、と。 [本書の内容] 訳者まえがき 第一章 ヒトは賢いのだろうか? 第二章 合理的な錯覚 第三章 帰納バイアスの構造と起源 第四章 人の振りみてわが振り学ぶ 第五章 よい質問とは 第六章 絶対に論破されない方法 第七章 パターンをみる 第八章 人は一貫しているか? 第九章 天翔けるティーポットと空飛ぶスパゲティモンスター 第一〇章 脳は節約上手 第一一章 言語を設計するには 第一二章 ランダムさを使う 第一三章 *本書は、Samuel Gershman, “What Makes Us Smart: The Computational Logic of Cognition,” Princeton University Press, 2021 の邦訳です。

ユーザーレビュー

  • 知性はバイアスでできている 賢さと愚かさの計算論的認知科学

    Posted by ブクログ

    1読目は、用語に慣れていないので意味がとれず、読むのにかなり苦労した。注釈やまとめ、言い換え、具体例が適度に入っているので、相当に親切なほうだと思うが、それらが挿入されるほど文は引き延ばされる。どこかで聞いた話だ。
    いま2読目だが、面白いほどスイスイ理解できるその理由も、前に述べたところにあり、用語に慣れると好きなところで説明を読めばよくなる。
    その結果、この本の述べる人間の愚かさと賢さについての理解が、教育の場面で生かされる予感がしているのである。

    0
    2026年07月09日
  • 知性はバイアスでできている 賢さと愚かさの計算論的認知科学

    Posted by ブクログ

    私たちの判断の偏りは、本当に「非合理さ」の証拠なのか。
    確証バイアス、陰謀論、思い込み、論理的誤謬――それらを「人間の非合理性」の証拠として片づけるのではなく、本書は、むしろ逆の方向から問い直します。
    私たちが間違えるのは、限られた情報と計算能力のなかで、できるだけ合理的に世界を理解しようとしているからではないか、と。
    本書は、人間はなぜ合理的であるからこそ間違えるのか、その逆説を理解するための本です。
    新しい視点を得ることはできましたが、ベイズ統計、情報理論、計算論的認知科学の議論が入り、数式も登場するので、馴染みのないかたは苦戦するかもしれません。

    0
    2026年09月11日
  • 知性はバイアスでできている 賢さと愚かさの計算論的認知科学

    Posted by ブクログ

    難しかった。
    知性はバイアスで出来ているというか、私たちが知性と考えるようなものは原理的にバイアスを持つものだということが分かった気がする。

    一見非合理的とみえるようなものでも、生物である以上避けられない有限性やエネルギーの制約を考えると、そこまで非合理的ではないと見直すことができる。
    よく考えれば生物の制限上当たり前なのかも知れない。
    だが、勉強になった。

    0
    2026年08月07日
  • 知性はバイアスでできている 賢さと愚かさの計算論的認知科学

    Posted by ブクログ

    認知心理学はこの数年経済行動学とともに認知バイアスの知見は増えたが、知覚という物理的なものは20年間であまり進歩がない気がする。
    これはすでに確立した分野ということなのかな。
    ウサギと鳥やパックマン三角形などはかなり前からあるので。

    0
    2026年08月25日
  • 知性はバイアスでできている 賢さと愚かさの計算論的認知科学

    Posted by ブクログ

    自分には難しかった
    Fast&Slowみたいな人間のバイアスを解説する本。
    バイアスがあるから人間は非合理的だよね、気をつけようね。
    ではなく、むしろバイアスこそ知性という主張を展開するのがこの本。なんとなくその辺が新しい。


    帰納バイアスと近似バイアスが根本的には存在する。
    データの限界と計算の限界に対処するには必要だった。

    どちらもバイアスによって間違うことはあるが、間違いからバイアスをアップデートするようにできてきる。

    帰納バイアス→先入観。仮説、信念で現象を説明する
    近似バイアス→サバを読む。

    0
    2026年08月03日

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