吉田祐二の作品一覧
「吉田祐二」の「天皇財閥 皇室による経済支配の構造」「日銀 円の王権」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「吉田祐二」の「天皇財閥 皇室による経済支配の構造」「日銀 円の王権」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
内容以前に市井の一研究者の著作という点に頭が下がる。
戦前の宮内省が天皇家の金庫番として機能していたこと、それが持ち株会社を通じた財閥支配の構図と酷似していること、むしろそのモデルにして最大の財閥が宮内省であったこと等が実証的に記述される。天皇の訪米が実はロックフェラー家との20年越しの「約束」であったことなど歴史の裏の人間模様が興味深い。真偽は不明だが、戦前、天皇家が大株主であった日銀の、現在の株主が他ならぬロックフェラー家であるらしいことが、本書を読めばある種必然であるようにも思えてくる。
以下、興味深げな参考文献。
ピーター・ウェッツラー、森山尚美「ゆがめられた昭和天皇像」
ハーバート・
Posted by ブクログ
戦前、日本には財閥があって日本経済を支配していて、その企業が戦争を支援したということで、GHQに財閥解体を命ぜられたと聞いたことがあります。
この本では、それらの財閥よりもさらに大きい規模の財閥として、天皇家が財閥となって銀行や大企業を支配していたということが書かれています。
驚きましたが、私が今まで知らなかっただけで、どうも事実のようです。冷静に考えてみれば、1000年以上も続いた名家なので資産が多くても当たり前なのかもしれませんが。
この本を読んだ収穫の一つは、日本に特有の「株式持ち合い制度」がなぜあるのかが、わかった点(p214)でした。いままでどんな本にも解説がありませんで