吉田祐二のレビュー一覧
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金融システムから見た天皇制及び戦前・戦争・戦後の歴史。昭和天皇が「民間人」として外交及び国政に影響を与え続けたということを論証。昭和天皇とダレスが会見したことがその象徴。「ダレスは来日時にはアメリカ国務省顧問の肩書きであったが、本当は「民間」の、ロックフェラー財団理事長として、アメリカ財界代表として...続きを読むPosted by ブクログ
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内容以前に市井の一研究者の著作という点に頭が下がる。
戦前の宮内省が天皇家の金庫番として機能していたこと、それが持ち株会社を通じた財閥支配の構図と酷似していること、むしろそのモデルにして最大の財閥が宮内省であったこと等が実証的に記述される。天皇の訪米が実はロックフェラー家との20年越しの「約束」であ...続きを読むPosted by ブクログ -
戦前、日本には財閥があって日本経済を支配していて、その企業が戦争を支援したということで、GHQに財閥解体を命ぜられたと聞いたことがあります。
この本では、それらの財閥よりもさらに大きい規模の財閥として、天皇家が財閥となって銀行や大企業を支配していたということが書かれています。
驚きましたが、...続きを読むPosted by ブクログ