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  • 肥満は進化の産物か? : 遺伝子進化が病気を生み出すメカニズム
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ヒトの病気の原因を進化の過程に求める「進化医学」。本書は遺伝子のレベルから進化と病気の関係をとらえる。遺伝子は長い時間スケールで変化(進化)する。その変化が病気と結びつくとはどういうことか。ビタミン合成の能力を失ったことによる壊血病、尿酸が抗酸化の機能を肩代わりしたことで起きる痛風などの例を引きながら、遺伝子の変化が即座に病気に結びつくわけではなく、生活環境の変化スピードとのミスマッチによって発生するという視点を提供する。

ユーザーレビュー

  • 肥満は進化の産物か? : 遺伝子進化が病気を生み出すメカニズム

    Posted by ブクログ

     肥満は進化の産物か?答えは肯定だ。このことからも、進化は進歩を意味しないという事実が垣間見れることだろう。 

     進化の機構は分子レベルと集団レベルの機構に概ね2つに大別できる。
    前者の原因は「突然変異」である。突然変異は通常DNAの複製ミスの蓄積によって引き起こされる。後者の原因は「環境」だ。環境によって、遺伝子の働きが重要になる。 例えば食物によってビタミンCを取り入れることが出来、それが常態化すれば、体内でビタミンCを生成する必要がなくなる。だが、一度環境からビタミンCの供給が絶たれると「壊血病」を引き起こすことになる。高血圧や糖尿病も、ヒトが進化した過酷な環境下では必須だった体内にエ

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    2011年09月10日

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