しつこい怒りが脳から消えていく本
斉藤大法
三笠書房
「こうあってほしい」という期待や、「こうあるべきだ」という思い込みは、怒りと紙一重の諸刃の剣です。
「自分が期待していたとおりにならなかった」その一点だけで、「ふざけんな!」となっている
ネガティブな感情とどう向かい合い、それをどう扱うか
「言葉にできない」怒りは、負のエネルギーが強い
「忘れよう」とするのではなく、自分が起こっていることを認めつつ、思うがままにして、何かほかのことに没頭する
まず、自分は自分が一番大事だと思っている、ということを自覚すること
それゆえ、他人も自分が一番大事だと思っている、ということを理解すること
あなたが自分自身を一番愛しいと思っているように、だれもがそう思っていることを理解すれば、人を傷つけてはならないということに行き着く
正義というのは、絶対的なもののように思いがちですが、奥にその人の「こうあってほしい」という勝手な期待や「こうあるべきだ」という強い思い込み、また、その時代の価値観なども背景にある
謝罪されても恨みが消えないわけ
言えなかった苦しみから抜け出せないため
もんもん回路から抜け出せないため
主語を「あの人」ではなく「私」にして追求するのです。そして、そんな「私」を受け入れ、許すのです。
私たちは「人生から何を期待できるか」を問うのではなく、「人生が私たちに何を期待しているか」を考えるべきだ
この状況で自分にできることは何か
このつらい出来事から、学べるものがあるかもしれない
この大変な状況だからこそ、できることがあるかもしれない
「い
「いま、ここ、自分」に集中する
怒ってはいけません。怒った分、思考がくもります。こころがくもります。体にも負担をかけます。怒りは、刃物です。自分を傷つけ、人も傷つけます。
怒ったらあなたの負け
怒りの悪循環を止めるには自分から
自分のほうが相手より大人になる
疲れていると、いい人間関係もつくれないのです。これを避けるには、シンプルに「よく眠る」に尽きます。
脳を休める
お風呂につかる、音楽を聴く、映画を観る、軽い運動をする、気の置けない友人とおしゃべりするなど。リラックスポイントを把握しておきましょう。
鈍感力を磨く三つのポイント
相手の立場にたってみるとーと考えるクセをつける
相手に対する期待が高すぎないかを見直す
これって、本当に大事なことかなと自問する
ま、いっか→そんなことより、こっち
相手とは「そうわかり合えない」ことを大前提にする
だから、相手の言うことにすぐに「反応」しない
自分の考え方とは違う。そういう考えもあるのか
私とはやり方が違う。そんな方法もあるんだな
相手に意見をいうにしておまずは冷静になってから対話をすること。冷静な判断、丁寧な行動
自尊心を育てる
自分はけっして、一人ではない
「期待というものは、しばしば現実から離れる」ということをはっきり認める。
変化していく現実を先入観なく、ありのままにとらえようとする姿勢を持つ
虚心坦懐に相手と向き合う
人はそれぞれみな違うという前提に立つこと。そのうえで相手の想いを想像したり、相手の立場を思いやったりすること
自分の想いやたちばからいったん離れ、虚心坦懐に付き合うことが、相互理解の扉を開く鍵となります。
人それぞれの「違い」を意識的に超越しようと努める
みんな違うんだから、当然だよな。でも、どこかに分かり合えるところがあるとしたら、どこだろう?と相手を理解するための努力を重ねることが大切です。
自分が、他人を怒れるほど完璧な存在ではないということがわかれば、相手を怒れません。怒ったとしてもほどほどのところで止まるのです。
苦悩の元となっているトラウマやカルマからの解放
ネガティブな感情が繰り返しわき起こる習慣からの解放
自分はこんな怒りを抱えている、自分はこんな怒りを抱えやすい
といった怒りのパターンに気づき、それに反応しないように、冷静にコントロールするのが鍵
マインド・ワンダリングとは「心の迷走状態」過去または未来についてあれこれ考えを巡らせてしまっている状態
いま、この瞬間しかありません
過ぎ去った過去のことに怒ったり、いまだ来ない未来に不安を抱いたりせず、いま自分がしていることに没頭している。そんな自分に気づいているー。それが大事なのです。
コーピングとは切り抜けるという意味で、何かストレスがかかったときはこれをすると安心する、ラクになる、冷静になれる、ということを書きだし、実践する方法。