アンマイクルズの作品一覧
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「アンマイクルズ」の「抱擁」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
一昨年のブッカー賞最終候補が今年邦訳刊行?アン・マイクルズ/抱擁
戦場から生還した写真家の撮る肖像に死者が写る。見えない記憶や愛が百年・四世代にわたり紡がれる物語。
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時系列があちこちジャンプする。
話の流れがつかみにくいかもしれないけれど、そもそも人の記憶自体が時系列通りに整理されているわけじゃないのだ、と気づきます。
思い出の品や匂いなど、ふとしたきっかけで断片的に、そして唐突に蘇ってくるもの。そうした不規則な動きを表現しているのかもしれない。
詩人の著者らしく静謐なイメージ描写で、死を断絶ではなく「生者に寄り添う気配」として描く優しさ・美しさを感じました。
タイトルの「抱擁(H
Posted by ブクログ
表紙は雪の中2人の男女が歩いている。よく見えない霧のなかをあてどなく歩くような本だった。命は簡単に失われ、同時にまた新しい命が生まれる。命は個人の意思で生まれず、与えられ、去っていく寂しさがある。抱擁は1人ではできない。寂しさを埋めるために抱きしめ、暖かさを確認するためにきつく抱き合う。昔、小猿の代理母の実験があった。針金の代理母とタオルの代理母が用意された。すると小猿はミルクが出るかどうかに関わらずタオルの代理母にしがみついたという。小猿が求めていたのは、単なるミルクだけではなく、触れられる温かさなのだろう。人間もただ生きるだけではなく、誰かの温かさを感じなければ、生きている実感を持てないの