チョン・ボラの作品一覧

「チョン・ボラ」の「呪いのウサギ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 呪いのウサギ

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    美しい破滅に導いてくれるもの 呪いのウサギはかじってくれる。 排泄物は話しかけてくれる。 キツネは黄金の血を流してくれる。 ライバル会社の策略によって自殺に追い込まれた親友。呪物を作る一族の男が復讐のために作ったウサギは、ライバル会社のすべてをかじり尽くしていく。 哀しき復讐譚の表題作をはじめ、排泄物が意志を持ち話しかけてくる「頭」、避妊薬を飲み続けた副作用で妊娠した女性が父親候補を探す「月のもの」、パートナー・ロボットとの奇妙な関係性を描く「さようなら、【愛/いと】しい人」、黄金の血を流すキツネによって大儲けした男の生涯「【罠/わな】」、ビルを購入した若い夫婦が次々とトラブルに襲われる「楽しい我が家」など。 孤独に寄りそってくれる“恐怖”と、その先に待つ美しく甘美な破滅を描いた、韓国の奇才による異色短篇集。国際ブッカー賞最終候補作。

ユーザーレビュー

  • 呪いのウサギ

    Posted by ブクログ

    まずこの独特な表紙に目がいかないわけがない。
    短編でどこかホラーで不気味で奇妙。おどろおどろしさもありながらどこか頭に残る物語がたくさん。
    呪いのうさぎは、直接相手に何か起こるわけではなくジワジワと蝕んでいく感じがより怖い。
    頭はほんとトイレ行けなくなるから怖い。そんなん膀胱炎と便秘になるに決まってる。
    砂漠の話はファンタジー感あって好きでした。
    書店員のオススメで知りましたがこんな本を見つけてくるなんて同じ書店員として衝撃でした

    0
    2026年08月03日
  • 呪いのウサギ

    Posted by ブクログ

    本来、世界は寂しさに満ちていて、すべての存在は孤独だ。困難の末に正義や真実が勝利し、不正が正されたとしても、最終的に善が栄えて悪が滅びる勧善懲悪が実現したとしても、あるいは、必要とされた復讐を成し遂げたとしても、依然として、世界は寂しく、人間は孤独であって、この事実は永遠に変わらない。
    …この物語が、よそよそしく荒々しい世界において、寂しく孤独な方法で、それぞれに孤軍奮闘している読者の慰めになればと思う。
    ー著者あとがきより

    この短編集のお話はどれも結末はある種破滅に至り、SF、ホラーめいている。話の展開は理不尽さに微塵も容赦がなく、グロテスクにも感じる。
    けれど全てのおはなしは上記の著者あ

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    2026年05月05日
  • 呪いのウサギ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかった!!ホラー?ファンタジー?
    あとがきに「この物語が、よそよそしく荒々しい世界において、寂しく孤独な方法で、それぞれに孤軍奮闘している読者の慰めになればと思う」とあるとおり、不条理で残酷で悲しい物語の中に、作者の労りを感じるような。
    短編集という手軽さもあって、さくさく読んでしまった。最後の方の物語は希望もある終わり方だったので救われました…

    最後は舞台がポーランドで、ポーランドと朝鮮の歴史を重ねている物語だった。韓国の作家の物語の中に朝鮮戦争や過去の大戦の記憶が刻まれていると日本人としてはドキッとする…

    0
    2026年03月03日
  • 呪いのウサギ

    Posted by ブクログ

    孤独、破滅、恐怖を感じる異色短編集。印象に残ったのは凶悪な呪いと破滅を淡々と描く「呪いのウサギ」、トイレに現れたおぞましい分身「頭」、相手不在のはずが急遽妊娠した恐怖「月のもの」の3編。不条理なホラーや幻想が好きな方にはぜひ読んで欲しい一冊です。

    0
    2026年02月05日
  • 呪いのウサギ

    Posted by ブクログ

    復讐譚とかホラーとかで一括りにできない、因果応報だけじゃないその先の孤独とか寂しさとかを感じる不思議な短編集だった。
    世界観は独特だけど読みやすいし好き。

    0
    2026年07月12日

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