伊藤誠二の作品一覧
「伊藤誠二」の「痛覚のふしぎ 脳で感知する痛みのメカニズム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「伊藤誠二」の「痛覚のふしぎ 脳で感知する痛みのメカニズム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
自分自身が慢性痛を持ち、既に他界した親もさんざん痛みに苦しんだ等の経緯もあり、関心が有って手に取った。
期待以上に、知らなかったこと、現状での対処法の選択肢、解明されてきた仕組みなど、とても面白く読めた。と、同時に、特に「慢性痛」の怖さ、人体の適応反応の幅の広さ(社会活動上では都合の悪い意味も含めて)に驚いた!
関節リューマチに、「進行抑制剤」ではなく「根本的治療法」が有るというのも、今更ながら知った。2002年から治療指針が制定されていることも。
自分の親は、2000年にリューマチ性肺炎で他界した。それ以前の数十年に渡り関節リューマチに苦しんだ。
娘も20歳前に関節リューマチを発症したが、将
Posted by ブクログ
人生も後半が見えてくると、痛みとは縁が切れない。
親を見ていてもそう感じる。
そこで本書を読んでみることにした。
そうなのだが…
「高校生物程度の知識があればわかるように書いた」そうだが、こちとら、高校では生物を学ばなかった。
なかなかつらい読書となった。
前半は、痛みの情報がどうやって脊髄まで運ばれていくかというメカニズムの解説。
急性痛は、傷ついた組織や血管からあふれた血液などから出たさまざまな物質が大脳に運ばれ、痛みとして認識される。
三か月以上続く慢性痛は、原因がすでにない。
大脳の負の記憶によるという。
この辺りの結論部分はすでにどこかで聞いたことのある話だった。
年齢や身体的
Posted by ブクログ
「痛み」というのが、いかに複雑なメカニズムで成り立っているのかについてはよくわかりました。
1章は読みやすくて面白かったのですが、2章以後は徐々に生化学の本格的な説明に入り、特に3章からは基礎素養のない僕にとっては、ほとんどチンプンカンプンの難しい話でした。
とはいえ、人体内で痛みの発生するメカニズムが相当程度明らかになって来ており、痛みの症状に対応する薬についても、日進月歩で進化していることについては、理解できたような気がします。
僕は幸いそこまで激痛を経験するような病気や怪我はありませんでしたが、これからの老後を考えると、とても人ごととは言えないテーマだと思いました。